【ユヴェントス】セビージャとの激戦の末にヨーロッパリーグ準決勝敗退

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【©JuventusFC】

ラモン・サンチェス・ピスフアン・スタジアムで激戦を演じ奮闘を見せながらも、ユヴェントスはヨーロッパリーグの準決勝で散る結果となった。

両チームともに何度もチャンスを生み出した試合。ビアンコネリは65分にドゥシャン・ヴラホヴィッチが決めて先制したが、7分後にはスソのゴールで同点とされてしまう。

延長戦に入って勝負を決めたのはラメラ。強烈なヘディングでヴォイチェフ・シュチェスニーを破った。

先週トリノで行われたファーストレグから先発5人を入れ替えたユヴェントスは、ラモン・サンチェス・ピスフアン・スタジアムの熱狂的な雰囲気の中で落ちつくまで時間を要した。それでも前半15分には、ニコロ・ファジョーリが最初のシュートを放ってコーナーキックを獲得。フェデリコ・ガッティがまたも空中戦の強さを見せたが、ヘディング弾はヤシン・ブヌの好セーブに阻まれた。その後ファジョーリは、前半のうちに肩を痛めて交代を余儀なくされることになる。

セビージャもルーカス・オカンポスの強烈なヘディングで応酬したが、ヴォイチェフ・シュチェスニーが奇跡的に弾き出す。シュチェスニーはその5分後にも派手なセーブでマルコス・アクーニャの浮き球シュートを阻んだ。ホームチームのその2つのチャンスの間に、ユーヴェにも絶好機。巧みなカウンターアタックからアドリアン・ラビオのパスを受けたアンヘル・ディ・マリアが抜け出し、ゴールキーパーと1対1の形を迎えたが、エル・フィデオが浮かせたボールはゴール横へ逸れた。

33分にはモイーズ・キーンがロイク・バデのタックルを力強く跳ね返し、ゴール前を横切るシュートを放つ。ブヌは届かなかったがボールはクロスバーに弾き返された。

ユーヴェは前半のうちにネットを揺らした場面もあった。ファジョーリとの交代で入ったレアンドロ・パレデスがマヌエル・ロカテッリへロングボールを送り、ロカテッリはアドリアン・ラビオにクロスを合わせる。ラビオのシュートはネットの高い位置に突き刺さったが、ロカテッリに対して旗が上げられていた。オフサイドポジションから動き出していたことはVARでも確認された。

後半も最初の決定的チャンスを作り出したのはユーヴェの方。ラビオがスルーパスで抜け出したが、シュートはファーポストの外に外れた。60分になろうとするところで、ブレーメルのヘディングも枠外へ。ビアンコネリが危険を感じさせる展開が続く。

そしてこの試合の先制点は65分に生まれた。

セビージャエリア前での守備の乱れを突き、ドゥシャン・ヴラホヴィッチのシュートが飛び出してきたGKを破る。ブダペストが垣間見えた。

だが7分後には、セビージャも交代選手が同点ゴール。セーブ不可能なスソのシュートがシュチェスニーを高く越えてゴールへ。

後半終了まで残り15分となったところで試合は1-1、合計スコアは2-2。

延長戦が近づくなか、シュチェスニーはブライアン・ヒルのチャンスを好セーブで阻む。さらにユーヴェの背番号1はユセフ・エン・ネシリのヘディングもバーの上へ弾き出した。

【©JuventusFC】

セビージャ 2-1 ユヴェントス(延長)(前半0-0)(合計3-2)
得点:66分 ヴラホヴィッチ、72分 スソ、95分 ラメラ

セビージャ:ブヌ;ヘスス・ナバス(105分ゴメス)、グデリ、バデ、アクーニャ;フェルナンド、ラキティッチ、オリベル・トーレス(61分スソ)(117分レキク)、オカンポス(69分ラメラ)、ブライアン・ヒル(99分モンティエル);エン・ネシリ 控え:ドミトロヴィッチ、アルベルト・フローレス、アレックス・テレス、ラファ・ミル、オルミゴ、ブエノ 監督:メンディリバル

ユヴェントス:シュチェスニー;ガッティ、ブレーメル、ダニーロ;クアドラード(105分ミリク)、ファジョーリ(40分パレデス)、ロカテッリ(86分ミレッティ)、ラビオ、イリング・ジュニオール、(86分コスティッチ);ディ・マリア(63分キエーザ);キーン(63分ヴラホヴィッチ) 控え:ピンソーリオ、ペリン、アレックス・サンドロ、ルガーニ、バルビエーリ 監督:アッレグリ

主審:マッケリー

警告:11分キーン、57分アクーニャ、105分ダニーロ、116分パレデス、117分スソ、120分モンティエル

退場:115分アクーニャ
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著者プロフィール

ユヴェントスFCは1897年に設立された歴史のあるイタリアのサッカークラブで、トリノに本拠地を構えます。セリエAで最も成功したクラブの1つとして、国内のみならず世界中にファンを持ち、イタリア国内で最多の優勝回数を誇ります。2011年9月にはイタリアでは初めてのクラブ所有のスタジアム、アリアンツ・スタジアムが完成し、その年のシーズンを23勝15分の無敗で優勝しています。

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