最後まで一人一人が輝き、戦い抜いた黒鷲旗!【NECレッドロケッツ / バレーボール女子】

NECレッドロケッツ
チーム・協会

【NEC RED ROCKETS】

5月1日(月)~5月6日(土)まで行われた”第71回 黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会"のグループ戦を1位で通過したNECレッドロケッツ。
決勝トーナメント初戦はデンソーエアリービーズとの1戦を迎え、トーナメントからは5セットマッチの試合となった。

1セット目。
甲のクイックから試合がスタート。しかしそこからなかなか決定打を決めることができず、2-5と出だしを先行される展開となる。川上が奮闘するものの、自チームミスもあり4-7となる。ここから甲・野嶋のミドル陣が躍動し、同点へと追いつく。中盤は両チームともに点数の取り合いが続く。要所で、野嶋のスパイク、そして川上が上手に決めていく。廣田のブロックが決まり雰囲気がさらによくなると、井上のナイスディフェンスから川上が決め、流れを完全に掴む。

グループ戦からフル出場のアウトサイドヒッター / 川上 【NEC RED ROCKETS】

二枚替えで山内・澤田が入り、ロングラリーを山内が決め切り22-19と点差を広げる。終盤も、野嶋のスパイク、甲のクイックが決まり、最後は大工園の丁寧なパスから甲が決め、25-21で1セット目を取った。

大事なところでディフェンス固めとしてコートに立つリベロ / 大工園 【NEC RED ROCKETS】

2セット目。
出だし先行される展開だったが、甲のブロックからダイレクトも甲が決め、同点と追いつく。その後、廣田や野嶋のサービスエース、さらに甲のクイックが決まり、12-9とリードした形ででテクニカルタイムアウトを迎える。タイム明けも、川上・廣田と決めていく。二枚替えで入った山内も、相手のブロックを利用して決めていくなど工夫して決定し点を取っていく。その後塚田と甲のコンビで豪快に決め、2セット目は25-14、流れを相手に渡すことなく取り切った。

スピードのあるクイックで相手を翻弄し、チームを盛り立てる ミドルブロッカー / 甲 【NEC RED ROCKETS】

3セット目。
3セット目も甲が止まらず、クイックや2本連続サービスエースで6-4とする。野嶋も、得意としているブロード攻撃を連続で決め、得点を重ねる。さらに川上の攻撃も要所で決まり、14-10と点差を広げる。古谷のナイスディフェンスから川上が決め切ると一気に流れを掴み、澤田が古谷に心を込めてトスを上げ、古谷もそれに応えるべく気持ちを十分に入れて相手ブロックを吹き飛ばして打っていく。甲のブロックや、野嶋・川上の粘りのディフェンス、山内も苦しいボールを破壊力抜群なスパイクで決めていく。井上の安定したレシーブ、まさに全員の気迫溢れるプレーでゲームの主導権を握り、最後は本日キレキレだった塚田・甲コンビのクイックが決まり25-17、セットカウント3-0で準々決勝を勝利した。

後ろから常にチームを支え、今大会で惜しまれながら勇退となったリベロ / 井上 【NEC RED ROCKETS】

◆準決勝

準決勝、対戦するは埼玉上尾メディックス。

1セット目。
山内の得点から試合がスタート。その後上尾のリズムとなりなかなか自分たちの攻撃が決まらない。山内を中心に攻めるが、3-7とリードされてしまう中、川上・古谷がブロックを利用して決め、野嶋のブロックポイントもあり、点差を縮める。

出だしからチームに勢いを与える ミドルブロッカー / 野嶋 【NEC RED ROCKETS】

甲の技ありの一点や塚田とのコンビで追いつくが、その後なかなか攻撃が決まらず、大量のリードを許してしまう。二枚替えで入った澤田・廣田がチームに勢いを与えるコンビでのスパイクを決め、川上のサービスエースも決まり、流れに乗りたいがうまく乗ることが出来ず、18-25で1セット目を落とす。

2セット目。
上野と澤田がスタートで入る。

今大会でのプレーが最後であり、一瞬一瞬すべてを出し切るセッター / 澤田 【NEC RED ROCKETS】

序盤、山内のブロックや古谷のスパイクが決まる。また、ロングラリーを澤田のツーアタックで点数を取る。しかし相手の攻撃が止まらず、9-14と点差をつけられたところでタイムアウト。いったん気持ちをまとめ、野嶋のブロード、古谷のスパイクで反撃を試みるが、なかなか攻撃が続けて決まらず、12-21となる。このセットは最後まで追いつく事が出来ず、14-25で落とす。

3セット目。
出だし、なかなかリズムに乗ることが出来ない。川上が打ち切り、山内のサービスエースもあるが、イージーミスも出てしまい流れを掴むことが出来ない。上野のサービスエース、甲の連続クイック、そして苦しいボールも甲が決め切りチームが盛り上がるが、上尾に常に先行される展開が続く。
しかし、川上のサーブが決まったところで逆転すると、続けて上野のブロックポイントで17-15とする。

冷静に仲間へ声をかけるベテラン / 上野 【NEC RED ROCKETS】

終盤は古谷がキャプテンとしての意地を見せ、連続して決めていく。いったんはリードしたが、サーブから崩され20-20と再び同点となる。ここで大工園がサーブからコートに入ると、攻めたサーブで相手を崩し、川上が決める。甲のキレキレなスパイクも決まり、25-23で3セット目を取り返した。

4セット目。
出だし1-5とリードされる展開。川上に代わり廣田がレフトで入ると、廣田のスパイク、その直後、廣田の一枚ブロックでチームは盛り上がる。古谷の冴え渡ったレシーブから、澤田と上野のコンビ、そして廣田も続けて決めていく。澤田がネット際の勝負に気持ちと共に勝ち、点数を取る。廣田のナイスパスから甲が決め、少しずつ点差を縮めるが追いつくことが出来ず13-18となる。ここから全員で上尾にプレッシャーをかけ、廣田が決め切り、山内のサービスエースで同点とする。さらに、自チームのブロックディフェンスが成功し、古谷が決めると24点、そして最後も古谷が決め25-23。フルセットに突入した。

キャプテンとしてのプライドをボールにぶつける古谷 【NEC RED ROCKETS】

5セット目。
一点目古谷のスパイクが決まる。そこから両チーム共に点数の取り合いが続く。甲と澤田のブロックがでるなどよいプレーがあるが、6-8と先行される。ここで甲がダイレクトで押し込み、さらに古谷のナイスレシーブから決め切ると相手のミスを誘い込み9-8とする。終盤、点数の取り合いが続く中、ブレイクを許してしまう。甲のスパイクや、サーブで崩し上野がダイレクトを決め切ると同点で並ぶが、最後は決めきれずに14-16、5セット目を取り切ることが出来ずに惜しくも敗退した。

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最後まで戦い抜いた選手、スタッフ 【NEC RED ROCKETS】

今大会をもって、2022-23シーズンの全ての試合が終了となりました。
チームが良い時も苦しい時も、沢山の方に支えられ、最後まで戦い抜くことができました。

私たちの挑戦はまだまだ続きます。
引き続きNECレッドロケッツへの応援をよろしくお願いいたします!!
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著者プロフィール

V.LEAGUE DIVISION1 WOMEN(V1女子) に加盟する女子バレーボールチーム。日本リーグで優勝1回、Vリーグでは優勝7回、天皇杯・皇后杯1回、黒鷲旗でも2回の優勝実績がある。2021年、これまでの歴史を継承しながら、更なる進化を遂げるためチームのリブランディングを実施し、ホームタウンを神奈川県川崎エリア、東京エリアとした。チームのエンブレムであるロケット胴体部の三層のラインは、ロケットに搭乗しているチーム、サポーター、コミュニティを表現。チームに関わるすべての皆さまに愛され、必要とされる欠かせない存在になることを目指す。

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