【NJPW】IWGP世界ヘビー戦、待ったなし!【5.2福岡大会前日会見】
【新日本プロレスリング株式会社/横田修平】
翌日のメインイベントで実現するIWGP世界ヘビー級選手権、その“チャンピオン”SANADA選手と、“チャレンジャー”でIWGPジュニアヘビー級王者の高橋ヒロム選手が登壇、立会人の菅林直樹会長のもとで調印式が行われた。
撮影/横田修平
IWGP世界ヘビー級選手権 調印式
【新日本プロレスリング株式会社/横田修平】
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“チャレンジャー”高橋ヒロム選手のコメント
【新日本プロレスリング株式会社/横田修平】
――明日、来てくれる方も結構いらっしゃいます。
ヒロム「あ、一般のお客さんですか?」
―― 一般の方も、両方いらっしゃいます。
ヒロム「ああ、じゃあ、もうプロレスを知らない人も見てくれてるっていうことですか? あっ、それは素晴らしいですね。これはいいと思います、凄く。では、プロレスを知らない方もいらっしゃると思うので自己紹介からさせていただきます。改めまして新日本プロレス IWGPジュニアヘビー級チャンピオンの高橋ヒロムです。ぜひヒロムちゃんと呼んでください。(※場内から、『ヒロムちゃ――ん』の掛け声)
そして……、IWGP世界ヘビー級チャンピオンのSANADA選手です。そして! こちらにおわすは 新日本プロレスの神と言ってもいい存在、菅林会長です。(※場内から拍手が発生)
【新日本プロレスリング株式会社/横田修平】
えー! 階級が違うのに戦うんですか? そうなんです、プロレスは戦うんですよ。階級が違っても戦うんです。それがプロレスの一つの醍醐味です。オレは中学1年生の頃から、ジュニア、ジュニアチャンピオンのまま、そしてジュニアのまま、ヘビー級のベルトを取ることがずっと夢でした。
中学の頃から思ってたんですよね。えっ? なんで階級が違うのに戦うんだろう。すごいな、面白いな。これがプロレスの面白さだ。そしてジュニアの人間が ヘビー級の人間を倒した時、凄く興奮したんですよ。それを今でも本当に覚えてます。その興奮を味わうために、俺はこう、プロレスをやってるって言ってもおかしくないです。
プロレスをやってる理由の一つでもあるんです。明日、その夢を叶える日です。ジュニアチャンピオンの高橋ヒロムが IWGP世界ヘビー級チャンピオンのSANADAさんに勝つ日です。SANADAさん、楽しみにしてます」
“チャンピオン”SANADA選手コメント
【新日本プロレスリング株式会社/横田修平】
昨日も会場でSANADAなのかSANAやんなのか、統一して頂かないとコールが聞きづらいという話になったので。ここにいる皆さんは是非『SANAやん』と呼んでください。この『どんたく』のツアーが始まる前、海外で2試合やってきて、休むことな『どんたく』ツアーが始まって。その途中、ヒロムさんはIWGPジュニアのタイトルマッチをやって、相当疲れてると思うので。そんな疲れてる相手に負けるわけがないっていうのが一つ。
あと、ヒロムさんはこのIWGP世界ヘビーのチャンピオンになったら凄いことですし、オレは勝って当たり前の状況なんで、そんな状況の相手に負けるわけがないっていうのも一つ。あとチャンピオンはジュニアだろうがヘビーだろうがいつでも戦う準備ができてるっていうことが一つ。ヒロムさん 楽しみにしてますよ」
報道陣との質疑応答
【新日本プロレスリング株式会社/横田修平】
SANADA「まずあの、チャンピオンにはなったんですけども、本当の意味でチャンピオンにまだなりきれてないと思うので、一つずつ勝って実績を残していきたいなと思っております。あとヒロムさんに関してはジュニアで今一番勢いに乗っている人だと思いますし、世界で一番“ジュニアの顔”なような気がして、そんな人と闘えるのはすごく嬉しいです」
――ヒロム選手に質問です。先ほどSANADA選手から金丸選手との試合もあって「疲れてるんじゃないか」という指摘、タイトル戦は「勝って当たり前」という言葉がありました。これに対していかがでしょうか?
【新日本プロレスリング株式会社/横田修平】
ただ、これがね、まったく疲れてないんですよね。これはもうね、自分でもビックリしちゃうんですよ。あっ、こんなに疲れてない? あっ、こんなにダメージが残ってない? あっ、不思議だなって思うんですよね。これを本当だと思うかウソだと思うかはSANADAさんにお任せします。……それから?」
――「勝って当たり前」という言葉がありましたけど、そこに対しては?
ヒロム「まあね、いいんじゃないですかね。そのぐらいの気持ちで来てくれないと困りますしね、ウン。いいと思いますよ。オレも負ける気はまったくしないんで勝つ想像しかできないんでね、ハイ。今から楽しみで仕方ないですよ。
このIWGPのベルトの歴史って、30何年かありますけど、35年近くですか? (菅林会長の方を向いて)会長? 会長って聞いてるんですよ。35年くらいですかね、確か? 36年かな? 1987年とかでしたよね、確かIWGPのベルトができたっていう。違いますか? それぐらい答えてくれてもいいんじゃないですか?
わかりますよ。ヒロムちゃんと絡みたくないという気持ちは凄くわかります。でもそれぐらい言ってくれてもいいんじゃないでしょうか。素直な疑問なのでね。たぶん、35年くらいだと思うんですよ。
【新日本プロレスリング株式会社/横田修平】
まず挑戦すること自体が普通じゃないんですよ。その上、オレがベルトを取った時はもうこれはこれは本当に大爆発することでしょう。凄いことなんです。これはオレの夢であり、この夢は本当に凄い夢だと思ってます。明日はその夢を、ただ思いっきり叶えにいく、それだけです」
【新日本プロレスリング株式会社/横田修平】
ヒロム「すっごい難しい質問ですね。すっごい難しい質問ですよ。それは前もって言われておきたかった質問。それぐらい難しいですね(苦笑)。でも、それがわかったらもうすでにオレ、獲ってると思うんですよね。それを、それが何なのか、俺にはわからないです。正直にわからないって言いますよ
ただ、オレは別に運動神経がいいわけでなければ、身長もない、別に力もなんかそんな人並み外れてあるわけではなければ、本当にね、本当に人に勝るものがオレはないんですよ。ただ! 諦めない。ずっと夢を追ってきた。それだけは誰にも負けない自信はあります。
意地だとかそういうものだけは、SANADAさんに負けてないんじゃないかなと、そう思ってます。だからオレにはそれしかないですけどね」
――SANADA選手は3月までL・I・Jの同じユニットで戦ってきて、今シリーズ敵として改めて戦ったと思うんですけど対戦相手としてのSANADA選手、ヘビー級チャンピオンとしての印象をどう感じましたでしょうか?
【新日本プロレスリング株式会社/横田修平】
でも、なんかしゃべらなくてもお互い伝わってるというか、試合でタッグを組めば自然とこ連携ができるみたいな、そんな関係ではあったと思うんですよ。んで、まあ“Just 5 Guys”に入って、いろいろとこうやってね、しゃべるようになったSANADAさんを見ても、「やっぱりSANADAさんってよくわかんねえな」と思って。何を考えててどこまで真実なんだろうと。どこまで言ってることが本当に思ってることなのかなーと。いろいろ考えちゃうとね、これますますSANADAさんって何なんだろうと思っちゃうんで。わかんなくなっちゃうんですよね。だからつまりね。『わからない』。
今まで、このくだり3分くらいは言ったんじゃないかな、しゃべったんじゃないかな。でも結果ね、『わからない』っていうのが正解かな。2秒で終わる話でしたね(笑)。
で、この世界ヘビー級チャンピオンになられた印象、まあ印象といってもね。まだ1シリーズですよ。まだ始まったばっかですし。ま、このままだとSANADAさんは本当に“チャンピオンになっただけ”で終わってしまうんじゃないかなと。チャンピオンになっただけのSANADAさんで明日を迎えてしまうんじゃないかなと。そう思ってます。
――SANADA選手、いまヒロム選手はL・I・Jの時にSANADAさんの考えってことはよく分からなかった、今も分からないとおっしゃってますけど、逆にSANADA選手はどう思われていたのかお伺いできますか?
【新日本プロレスリング株式会社/横田修平】
司会 ありがとうございました、それでは証印書に署名をいただきます
ヒロム「(※カットインする形で)ちょっと一つ“朗報”があるんです。まだしゃべって大丈夫ですか? もう帰りたくなっちゃいました? みなさんまだ時間、大丈夫ですか? ちょっと朗報があるんです。
これね、凄いことですよ。L・I・Jのみんながですね、昨日控室で『5月3日福岡、セコンドつくわ』と。これは初めてL・I・Jが一つになったんじゃないかなと、そう思っています。明日はL・I・J全員が、リング上にいるんでね、みんなで戦ってみんなで勝とうかなとそう考えています。なので皆さん、明日応援よろしくお願いします」
【新日本プロレスリング株式会社/横田修平】
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