――北海道コンサドーレ札幌戦に向けて
札幌の好守の強みと弱みと含めて、これまで対戦してきたチームと変わらず分析しています。怪我人が復帰しているという情報も入っているので、より良い状態で明日くるのかなと思っています。

――ミハイロ ペトロヴィッチ監督との対戦について
いつもと同じと言えば同じかもしれないですが、う～んなんか不思議な感覚ですね。ただ、なかなかない機会なので楽しみではありますけど、そういった状況でもないですし、対札幌という部分は別にして、何としてでも勝ちたいという気持ちが強いです。

――コーチングスタッフ間でのコミュニケーションや共通認識などは？
やっぱりブレずに続けていかなければいけない、苦しくて地道かもしれないけど、継続することが大事。ただ、やはり勝つことを目的としているし、勝ちたいとみんなが思っている。一つ勝てればみんなの気持ちもそうですけど、波に乗っていけるという感覚を持っている。なんとかそこの殻をみんなで一つになって破っていきたい。

――ここから試合が続くが、今後残留に向けて、どういった部分をフォーカスしてチームに落とし込んでいくのか
序盤戦は自分たちのミスから苦しい展開になったことが多かった。そこから試合を積み重ねてきて、より勝負、勝点に拘った試合、戦いという部分で選手達も経験を通して感じてきたものがある。僕（監督）としても考えていかなければいけないと思っています。

――札幌の守備に対して、攻撃はどのようなプランで考えているか
簡単ではないなと思っていますし、札幌の守備を逆手にとってチャンスを作り出していきたいと思っている。

――よく知っているチームだからこその弱点も把握している？
これだけ長くミシャさんも指揮を執られているので、強みも弱みも含めて皆さん把握しているんじゃないですかね。

――札幌の攻撃に対して守備のポイントは？
いかに組織的に守れるかがポイントだと思っています。

――金子拓郎選手について。
年々経験を積んでチームの核になってきているなと感じます。ここまでの対戦も含めて、彼のドリブルを止めることは簡単ではないと思いますし、いかに複数の選手で守れるかがポイントになってくると思います。

――今シーズンから加入した小林祐希選手と浅野雄也選手の印象
浅野選手はだいぶフィットしてきたなという印象。小林選手は戦列を離れていたので、復帰してくるのか、ポジションがどこになるのかちょっとわからないですけど、人とは違うアイデアや局面の打開の仕方、左足のプレーっていうのは誰もが知っていると思うので、もし試合に出場するようであればしっかりと対応していきたいと思う。

――近藤友喜選手に期待する部分は？
彼の特徴を発揮してほしいですし、より結果という部分に拘ってやっていってほしいと思います。

――U-22日本代表の活動から戻ってきて、何か話はしましたか？
普段から高い強度の中でプレーできているので、遜色なくプレーできたという感じで話してましたね。

――変化を感じる部分は？
昨シーズンは（特別指定選手で）慣れないというかお客さんという感じがありましたけど、今シーズンはキャンプからチームに帯同して、より自分がやらなければならないという自覚も芽生えているだろうし、攻守において貢献しなければならないと思ってプレーしていると感じています。

――U-22日本代表の活動を終えて。
パリ（五輪）を目指す世代の選手が集まった中で、これまでそこは遠い世界だと感じていましたが、今回の活動を経験して、より身近に感じたこと、パリ五輪のメンバーに入りたいという想いが強くなりました。

――今回の活動で仲良くなった選手などは？
京都サンガF.C.の木村勇大選手は、中学の時からの知り合いですし、部屋は同じく京都の谷内田選手で2人とは多くコミュニケーションを取りました。

――G大阪戦を終えて試合後は反省の弁が強かったと思いますが、明日の札幌戦出場したらどのようなプレーを心掛けたい？
ガンバ戦はメンタル的な部分で、守備に負われる時間が長くなってしまって消化不良な感じでした。ただ、数日経ってみて、時間帯によっては、守備と割り切ってプレーすることも大事だなと。そこでポジティブにカウンターの機会を狙っていきたいなと思う。

――現状をどのように打破していきたい？
試合にずっと出場している立場として、個人として数字も残せていないですし、得点も航基君（小川）とボニ君（ンドカボニフェイス）しか決めていないという部分で、自分が得点なりアシストなり数字を増やしていければ勝ちにつながっていくと思っているので、自分のパフォーマンスがチームの勝利に繋がるという自覚を持っています。

――北海道コンサドーレ札幌の印象は？
昨シーズン、自分たちが戦っていたスタイルに近いとは思っています。金子選手だったり、個の能力が高い選手が揃っているなという印象です。そこをうまく抑えられたらと思っています。

――自分たちがやっていたスタイルということもあり、弱点も把握している？
そうですね。自分たちが実際やってきたこともある中で、明日はボールを奪った瞬間の好守の切り替えがすごく大事になってくるなと思います。

――金子拓郎選手について。
日大出身のJリーガーがあまり多くない中で、金子選手と試合ができることは楽しみですし、自分の中で憧れの選手でしたし、大学時代は手も足の出ない選手だったので、明日もし対戦出来たら、自分が積み上げてきたもので勝負したいと思います。

――右サイドへのこだわりみたいなものはありますか？
他のポジションでプレーできる自信もありますけど、その中でスペシャルな部分を持っている方が、上にいけるという感覚を持っているので、小さな頃からやってきた右サイドで他にはない選手になれるようにやっていきたいという想いが強いです。