【ユヴェントス】スポルティングCPを下してヨーロッパリーグ準決勝進出!

ユヴェントスFC
チーム・協会

【©JuventusFC】

ジョゼ・アルヴァラード・スタジアムでのスポルティングCP戦を1-1で終え、ユヴェントスは今季のヨーロッパリーグ準決勝へと駒を進めた。前半9分という早い時間にアドリアン・ラビオの一撃で奪った先制点はマーカス・エドワーズのPKで帳消しにされたが、ファーストレグでフェデリコ・ガッティの奪っていた決勝点が物を言うことになり、トータルスコア2-1でビアンコネリが勝ち進んだ。

マッシミリアーノ・アッレグリ監督は前線にフェデリコ・キエーザ、アンヘル・ディ・マリア、ドゥシャン・ヴラホヴィッチの3トップを起用することを選択。1週間前に行われたファーストレグを1-0で終えていたが、単にリードを守ろうとするわけにはいかないことを十分に意識していた。

だがビアンコネリにリードをもたらしたのは、高い得点力を発揮しているフランス人MFアドリアン・ラビオだった。試合開始からわずか9分、ユーヴェのこの試合最初のコーナーキックから、エリア内でのルーズボールにいち早く反応して今季11点目となるゴールを押し込んだ。

しかしその10分後、先制点を奪ったラビオは自陣エリア内でウガルテを倒したと判定され、ホームチームにPKが与えられる。エドワーズがヴォイチェフ・シュチェスニーの逆を突いてゴールに流し込み、スコアを1-1とした。

ホームの大歓声に後押しを受けるスポルティングは追いついた勢いに乗り、合計スコアでも追いつくためもう1点を目指して攻め続けたが、チャンスにつながりそうな形を活かすことはできない。35分にはスポルティングの5本目のコーナーキックにディオマンデが高い打点で合わせたが、ヘディングは右ポストの外側へと逸れていった。

【©JuventusFC】

後半はアウェイのユヴェントスが意欲的な姿勢で好スタートを切る。ヴラホヴィッチが積極的にプレーに絡み、2度の得点チャンスを迎えたが、右サイドのフアン・クアドラードからのクロスに合わせたヘディングはわずかに枠を捉えられず。数分後にゴールに向けて放ったシュートも弾き出されてコーナーキックとなった。

さらにヴラホヴィッチは、活発な動きを見せていたキエーザともうまく連携。ヴラホヴィッチのパスを受けたキエーザが抜け出したが、抑えきれなかったシュートはクロスバーの上を越えた。

残り20分となったところで、アッレグリ監督は3人の選手を交代。攻撃陣にはポール・ポグバとアレック・ミリクを加え、また負傷したブレーメルに替えてファーストレグで決勝点を記録したフェデリコ・ガッティも投入した。

どうしてもあと1点が欲しいホームチームは攻撃への意欲を見せ続ける。ダニーロがエリア内でボールに対する判断を誤り、リカルド・エスガイオが背後を取った場面はユーヴェの肝を冷やしたが、エスガイオのシュートはゴール横へ外れていった。

終盤もユヴェントスにとって緊張感の途切れない展開となった。セバスティアン・コアテスが至近距離からノーマークで放ったシュートはバーの上へ。90分に放り込んだ危険なハイボールもスポルティングはうまくチャンスにつなげられず、アレックス・サンドロが危機を逃れた。

ユヴェントスは集中力を切らすことなく試合を乗り切り、2試合合計2-1での勝利を確定。ヨーロッパリーグ準決勝でセビージャと激突することになった。

スポルティングCP - ユヴェントス 1-1(前半1-1)
得点:9分 ラビオ(ユヴェントス)、20分 エドワーズ(スポルティング)

スポルティング:アダン;ディオマンデ、イナシオ(71分マテウス・レイス)、コアテス;エスガイオ、ウガルテ、守田、サントス(87分アルトゥール・ゴメス);トリンコン(81分シェルミティ)、エドワーズ、ゴンサルヴェス 控え:ディオゴ・ピント、イスラエル、アレクサンドロプロス、ルイス・ネット、ロシーニャ、ファタウ・イサハク、ベジェリン、タンロンゴ、ダリオ・エッスーゴ 監督:アモリン

ユヴェントス:シュチェスニー;クアドラード、ダニーロ、ブレーメル(71分ガッティ)、アレックス・サンドロ;ラビオ、ロカテッリ、ミレッティ(71分ポグバ);ディ・マリア、ヴラホヴィッチ(71分ミリク)、キエーザ(78分コスティッチ) 控え:ペリン、ピンソーリオ、デ・シリオ、ボヌッチ、ルガーニ、ソウレ、パレデス、ファジョーリ 監督:アッレグリ

主審:レテキシエ

警告:ウガルテ、エドワーズ(スポルティング)、ガッティ、ポグバ(ユヴェントス)
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

ユヴェントスFCは1897年に設立された歴史のあるイタリアのサッカークラブで、トリノに本拠地を構えます。セリエAで最も成功したクラブの1つとして、国内のみならず世界中にファンを持ち、イタリア国内で最多の優勝回数を誇ります。2011年9月にはイタリアでは初めてのクラブ所有のスタジアム、アリアンツ・スタジアムが完成し、その年のシーズンを23勝15分の無敗で優勝しています。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント