こんにちは！スポーツを止めるな広報です。

　2022年3月17日（金）に佐賀商業高等学校にて、生理×スポーツをテーマにした授業「1252Clubroom Workshop！ in 佐賀商業高校」を実施しました。今回のワークショップには総勢約500名の男女含む全校生徒（１～２年生）が参加。1252プロジェクトメンバーの伊藤や最上に加えて、元柔道日本代表・中村美里さんにもご登壇頂き、中村さんご自身の体験も交えながらお話頂きました！

　佐賀商業高等学校は1907年に創立された116年の歴史をもつ学校です。スポーツの強豪校としても知られており、SAGA2022 SSP杯佐賀県高等学校スポーツ大会では学校部門として総合優勝、また、女子柔道部は全国大会優勝実績や、陸上部・水泳部をはじめ数々の部活動が全国大会出場するなど活躍しています。
　
　今回の授業は、昨年より連携を開始している全日本柔道連盟との初めてのコラボ授業。元柔道日本代表の中村美里さんをゲストにお迎えしたこと、そして佐賀県との共催の下、実現することができました。佐賀県が推進するSAGAスポーツピラミッド構想（SSP構想）では、女性アスリート外来が設置されるなど、県をあげての女子アスリート支援が進んでいます。今回の授業も佐賀県の女子アスリートがより自分らしくスポーツを行える環境づくりの一環として、実施いたしました。

　1部では中村さん自身の経験やクイズを通して、楽しく学ぶ場となりました。中村さんの競技歴や自身の成長、そしてどう生理と向き合ってきたかについて語りました。初経が遅く、不安を感じながら過ごしていたこと、学生時代に無月経を引き起こしていたが婦人科へアクセスする環境がなかったこと、社会人になってから初めて生理痛が来た事などを語りました。「社会人11年目で初めて生理痛がきて、こんなに辛いものだと初めて知った。学生の頃、生理痛に悩んでいた子がいたけど、その時には辛さを理解できなかった。1人1人違うからこそ、みんなには思いやりをもちながら周囲と接して欲しい」と、伝えました。

　1部後半では、男女問わずそして先生方も参加していただきながら「生理×スポーツ」のクイズを行いました！成長期の学生であるからこそ、生理とうまく関わり合いながらスポーツに取り組む必要性があることを全員が学ぶ場となりました。

　第2部は中村さんと伊藤、運動部所属の女子学生約20名との座談会形式のセッションを設けました。生理に伴う症状の理解を深めたり、悩み相談をする場として、トップアスリートと近い距離で生理と関わり方を学びました。

　授業後のアンケートを一部抜粋して紹介します！

・女性は５２週間のうち１２週間が月経だということを知って大変だと思いました。そして　それを一緒に向き合える人になろうと思いました。（男子）
・自分も実際に生理痛で思うように活動できないときとかもあって自分だけ痛いのかなと思っていたけど、そんなことなくて人それぞれ感じ方も違うと聞いて安心しました。貴重な話が聞けて良かったです。（女子）
・月経に困っている女性アスリートは沢山いると知りました。相互理解をすることで月経に困っている女性アスリートがスポーツしやすい環境になると思います。（男子）
・自分でも調べたりしているため、月経関連のことには詳しい自信がありましたが、スポーツとの関連性や実際のアスリートの方の話を聞くと、まだまだ勉強不足なんだと思いました。今後も知識を深め、日常生活に役立てていきたい。（女子）

　佐賀商のみなさん、ありがとうございました！

　1252では、今後も女子学生アスリートがスポーツをもっと安心して楽しめる環境づくりを目指していきます。ご関心のある方はぜひお気軽に1252@spo-tome.comまでお問い合わせください！

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