ラ・リーガ・サンタンデール、第28節プレビュー
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4試合が組まれている4月8日(土)の1戦目はオサスナ対エルチェ。オサスナは延長戦まで戦い抜いた火曜のコパデルレイ準決勝から中3日での連戦となるが、18年ぶり史上2度目の決勝進出を果たした勢いをラ・リーガにも持ち込みたい。一方のエルチェはセバスティアン・ベカセッセ新監督の初陣となった前節バルセロナ戦で0ー4の大敗。ベカセッセはこの試合で多数の選手を本来とは異なるポジションで起用していたが、今回はどのような采配を見せるだろうか。
2戦目はエスパニョール対アスレティック・クルブ。エスパニョールは前節終了後にディエゴ・マルティネス前監督を解任。2005〜11年にかけて選手として活躍したルイス・ガルシア・フェルナンデス新監督を招へいした。奇しくもデビュー戦で対戦するのはエスパニョール時代の指揮官、エルネスト・バルベルデ監督。2006/07シーズンのUEFAカップ決勝進出といった快挙を成し遂げた2人の師弟対決に注目だ。
オサスナは準優勝した2004/05シーズン以来、史上2度目のコパデルレイ決勝進出を果たした 【(C)LaLiga】
監督としてエスパニョールに戻ってきたルイス・ガルシア新監督。トップレベルでの采配はこれが初めてとなる 【© RCD Espanyol de Barcelona SAD】
足踏みが続くレアル・ソシエダとは対照的に、ビジャレアルはここ5試合で勝ち点13を荒稼ぎし、前節の直接対決を制してその差を4ポイントまで縮めてきた。対するレアル・マドリーも水曜のコパデルレイでバルセロナに大勝。お互い良い流れで迎える今節は好勝負が期待できそうだ。ビジャレアルは過去4度のアウェー戦で一度しかレアル・マドリーに負けておらず、今季前半の対戦も2ー1で制している。ジェラール・モレノら主力数人が欠場する今回も相性の良さを発揮できるだろうか。
前節ビジャレアルがレアル・ソシエダを破ったことで、4位争いは分からなくなってきた 【(C)LaLiga】
絶好調のカリム・ベンゼマはカンプノウで歴史的ハットトリックを達成した 【(C)LaLiga】
日曜の現地時間16時15分からはベティスとカディスによるアンダルシアダービーがベニト・ビジャマリンで行われる。ベティスは前節アトレティコ・マドリーに敗れ、4位浮上のチャンスを逃したばかり。アルメリア戦、セビージャ戦に続くダービーとなるカディスも4戦未勝利が続いており、お互い引き分けでは満足できない状況にある。
アルメリア対バレンシアは勝ち点27で並ぶ17位と19位による直接対決。バレンシアはここからセビージャ、エルチェ、バジャドリー、カディスと、残留争いのライバルとの連戦に突入する。累積警告がリーチの選手が増えているのは懸念材料ながら、先のことを考えている余裕はない。アルメリアは今季まだアウェーでは1勝も挙げられていないだけに、残るホームゲームでは何としても勝ち点3を手にしたいところだ。
ペッソラーノ監督は奇しくも選手時代に所属したマジョルカ相手に欧州での初采配を振るう 【© Real Valladolid CF】
バレンシアはここ10試合でわずか4得点。エディンソン・カバーニも大晦日のビジャレアル戦を最後にゴールから遠ざかっている 【(C)LaLiga】
今節を締めくくるのは4月10日(月)に行われるバルセロナ対ジローナ。水曜のコパデルレイでレアル・マドリーに大敗したバルセロナは、ホームで2戦連続の失態が許されない状況にある。カンプノウでジローナと対戦した過去2戦は6ー1、2ー2と多くのゴールが生まれており、今回も派手なゴールラッシュでコパ敗退のショックを拭いたいところだろう。
アトレティコはベティス戦でアンヘル・コレアが決勝点を挙げ、3位の座を固める重要な勝利を手にした 【(C)LaLiga】
バルセロナはクラシコ大敗のショックを乗り越え、再び連勝街道を歩むことができるか 【(C)LaLiga】
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