【ラグビー/NTTリーグワン】チームの兄貴分的存在。グレイグ・レイドローは結果と経験を残す<浦安D-Rocks>

浦安D-Rocks グレイグ・レイドロー選手 【©JRLO】

ここまで全勝を貫いている浦安D-Rocks(以下、浦安DR)。そんなチームを、俯瞰して見てきた選手がいる。紛うことなきラグビー界のレジェンド、グレイグ・レイドローは、今季ここまで5試合の出場。スタートメンバーが2試合に控えが3試合と、それほど多く試合に絡んでいるわけではない。しかしながら、チームの快進撃を支える大きな柱となっている。

「今シーズンはそういった役割(指導者的役割)も担いながらプレーしています。コーチングも楽しんでしますし、同じポジションに限らず、自分の経験をバックスの若い選手に提供したいと思っています」

浦安DRのトレーニングを見ていると、グレイグ・レイドローは周囲に指示を出すだけでなく、ときには練習メニューを主導している。その様子は、ときに厳格さもあり、ときに親しみも感じられるものだ。プレーイングコーチというだけでなく、チームの父親や兄のように見えることもある。

「経験上、素晴らしいコーチはときにはそうした役割を担います。一番大事なのは選手に自信を持たせることです。自分もそうやって自信を持たせてもらってきたので、若い選手に同じことをしたいと思っています」

キャプテンの飯沼蓮をはじめとして、皆が尊敬を口にする大ベテラン。キャリアは少しずつゴールに向かっているが、それはすぐ先のことではない。目の前の大きな仕事に集中している。

「ラグビーは自分にとって、とても大切なものです。自分に関わってくれた人々も含めて、とても価値のあるものです。年齢的に、日本がキャリアの最後になるでしょう。ただ、いまはディビジョン2を勝ち抜いて、確かな結果を残したいと思っています」

無敗を懸けた、総当たりリーグ戦の最後の第10節は、最も苦しめられた三重ホンダ―ヒートとの再戦。開幕節の接戦から、チームはどれだけ成長できたのか。今後の順位決定戦、その先の入替戦に臨むにあたって、結果とともに内容が問われる一戦になる。

(沖永雄一郎)
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著者プロフィール

ジャパンラグビー リーグワンは、「あなたの街から、世界最高をつくろう」をビジョンに掲げ、前身であるジャパンラグビー トップリーグを受け継ぐ形で、2022年1月に開幕した日本国内最高峰のラグビー大会です。ラグビーワールドカップ2023を控え、セカンドシーズンとなるリーグワン全23チームの熱戦をご期待ください。

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