【ユヴェントス】コスティッチの一撃でイタリアダービー勝利、インテルに今季2戦2勝
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ビアンコネリにとってはセリエAのインテルとのアウェイゲームで通算100点目のゴール。リーグ戦で宿敵インテルにゴールを許すことなく2戦2勝を収めたのは1976/77シーズン以来となった。
ユヴェントスはしっかりと対策を練って試合に臨み、序盤はインテルにボールを持たせる。前半はホームチームがポゼッションを支配する展開となったが、ヴォイチェフ・シュチェスニーが脅かされる場面はほとんど訪れなかった。
前半2分には早くもニコロ・バレッラの長距離砲に対応を強いられ、ポーランド人守護神にとっては厳しい立ち上がりになるかとも思われた。だがその後はフェデリコ・ガッティ、ブレーメル、ダニーロが高い集中力を保ち続け、最終ラインが破られたのはわずか一度のみだった。
前半17分、ペナルティーエリア付近でのロメル・ルカクとの連携からバレッラがユーヴェ守備陣の裏へ抜け出す。バレッラのシュートは強烈ではあったが正面を突き、シュチェスニーは体も使いながらボールを弾き出してコーナーに逃れた。
そして5分後にはアドリアン・ラビオを起点とする鋭いカウンターアタックで、ユーヴェがリードを奪う。
ラビオはセンターサークル内でルーズボールを拾うと、ドゥシャン・ヴラホヴィッチとの素早いパス交換でペナルティーエリア手前へ前進し、そこからフィリップ・コスティッチへラストパス。背番号17はワンタッチを入れたあと狙いを定め、アンドレ・オナナの前を横切るシュートをファーポストへ突き刺した。
5分間に及んだVARチェックを経て、組み立ての場面でラビオにハンドはなかったと判定。ユーヴェの先制点は認められた。
さらにマティアス・ソウレにも追加点のチャンスが訪れる。だがマッシミリアーノ・アッレグリ監督によってサプライズで先発起用されたティーンエイジャーは足元のボールをうまくシュートに繋げられない。
ハーフタイム前にはルカクのヘディング弾が枠外へ。5分間のアディショナルタイムを乗り切り、ユーヴェは一歩リードした状況でハーフタイムを迎えた。
後半もユーヴェの戦い方は変わらず、インテルにボールを支配させつつカウンターからチャンスをうかがう。
52分にはその戦術が完璧に奏功するかと思われた。コスティッチがまたも長い距離を駆け抜けたあと、エリア内へ低いボールを送り込む。ヴラホヴィッチに渡ろうとするボールにマッテオ・ダルミアンが滑り込んでストップ。インテルはハカン・チャルハノールがエリア手前からシュートに持ち込もうとしたがマヌエル・ロカテッリがボールを奪い取った。
ユーヴェの背番号5はそこから攻撃に転じ、シュートを放ったがオナナに対応されてしまった。
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その1分後、ロカテッリがまたも強烈なタックルでボールを奪ったあと攻撃参加。キエーザのクロスを押し込もうと駆け上がったが、オナナが触ってボールを弾き出した。
緊迫した展開は続くが、後半最後の数分間にも7分間のアディショナルタイムにもなかなか決定的なチャンスは生まれない。
そしてついに主審がタイムアップの笛。ユーヴェは今季のセリエAでインテルに2戦2勝を飾った。だが試合終了後にはお互い熱くなりすぎてしまい、ダニーロ・ダンブロージオとレアンドロ・パレデスが退場処分を受ける結果となってしまった。
インテル 0-1 ユヴェントス(前半:0-1)
得点:23’ コスティッチ
インテル:オナナ;ダルミアン(79分コレア)、デ・フライ、アチェルビ;ダンフリース(82分ベッラノーヴァ)、バレッラ(62分ムヒタリアン)、ブロゾヴィッチ、チャルハノール、ディマルコ(62分ダンブロージオ);ラウタロ・マルティネス、ルカク(79分ジェコ) 控え:ハンダノヴィッチ、コルダス;ガリアルディーニ、アスラニ、カルボーニ、ザノッティ、フォンターナローザ 監督:インザーギ
ユヴェントス:シュチェスニー;ガッティ、ブレーメル、ダニーロ;デ・シリオ(75分クアドラード)、ファジョーリ、ロカテッリ、ラビオ、コスティッチ;ソウレ(66分キエーザ)(82分パレデス)、ヴラホヴィッチ 控え:ピンソリオ、ペリン;ボヌッチ、ルガーニ、バレネチェア;ディ・マリア、セクロフ、イリング=ジュニア 監督:アッレグリ
主審:キッフィ
警告:30′ バレッラ、31′ ガッティ、71′ ラビオ、88′ ダニーロ、90’+1′ パレデス、90+7’ ダンブロージオ、90+7’ ブロゾヴィッチrozovic
退場:パレデス、ダンブロージオ(試合終了後)
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