浅村栄斗の打撃練習をサポート! 東北楽天の「ホームランキャッチ」
浅村栄斗選手と参加者で記念写真 【(C)PLM】
同企画は、ボランティアや趣味の活動なども含め、複数の仕事を持つことによって第二、第三のキャリアを形成する働き方「パラレルキャリア」の体験を目的に実施。参加者は、各球団の主力選手たちのトレーニングパートナーとして、ホームランキャッチに挑戦する。
今回は、約300件の応募から選ばれた2名が、東北楽天・浅村栄斗選手のトレーニングパートナーとして沖縄県に訪れた。
金武町ベースボールスタジアム。当日は曇り空で小雨が降っていた。 【(C)PLM】
野球経験豊富なイーグルスファン2名が挑戦
1人目は、キャンプ第1クールにもプライベートで観に来ていたという庄司魅紅さん。イーグルスが好きで小学校から野球を始め、高校生からはソフトボールに転身。現在は東北ゴールデンエンジェルスに憧れてチアを始めたという筋金入りの東北楽天ファンだ。当選した際にはうれしさのあまり号泣したそう。
2人目は、球団創設から東北楽天を応援している岩松正憲さん。2020年に行われた「選手たちのトレーニング相手としてグラウンドを自由に駆け回る“フリーRUNS”」を観て、今回の「ホームランキャッチ」に応募した。高校まで野球をプレー、社会人になってからも草野球を楽しむなど、野球歴は申し分ない。
まずはキャンプ地を見学。この日は、岸孝之投手、松井裕樹投手、田中将大投手、則本昂大投手らがブルペン入りしていた。「ヤバいです」と言葉にならない庄司さん。岩松さんは「迫力があります。オールスター級です」と、感銘を受けていた。
キャンプ地を一通り見終えたところで、ウォーミングアップへ。「足を引っ張らないように」と話す岩松さんは、緊張のあまり前日なかなか眠れなかったそう。庄司さんは、「少しでも浅村選手の力になれるように」と意気込んだ。
浅村栄斗選手のホームランキャッチ! 伸びる打球に苦戦するも……
打球を上げる浅村選手。ベンチで見守っていた鈴木大地選手は「愛情あるぞアサ」と声をかけていた。 【(C)PLM】
頭上を超えそうな飛球を見事グラブに収めた庄司さん。終始笑顔で浅村選手の打球を追っていた。 【(C)PLM】
フェンス直撃かと思われた打球を見事グラブに収める岩松さん 【(C)PLM】
約10分間外野を駆け回った2人。息を切らしながらも、最後まで笑顔を絶やさなかった。浅村選手は、「風がある中での高い打球や、全力で打った打球も簡単に捕っていたので上手」と2人を称賛。最後には、賞品のサイン入りグッズに加え、バッティンググローブがプレゼントされた。
浅村選手にお礼を伝える2人。鈴木大地選手もいい表情で見守っている。 【(C)PLM】
グラウンドを駆け回る夢の時間を終えて
一方の庄司さんは、「練習のときに見た浅村選手の打球がすごくて捕れるか不安でしたが、キャッチできて良かったです。(点数にすると?)声を出せたので80点!」
続けて、「今まで挑戦せずに諦めていたこともできるかもしれないと、今回の体験で学べたので、これからはチャレンジしたいです!」と瞳を輝かせていた。
文・東海林諒平
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