【柏レイソル】193cm超大型FWフロート来日!「2023Reysol Report Vol.4」
3/8鹿島戦の前、スタンドのサポーターから大きな拍手を受けるフロート 【©️KASHIWA REYSOL】
フロート、合流
フロートの加入が発表されたのは2月2日。初めて日本に来たフロートはその後、移籍の手続きに必要なビザの取得など、諸事情により一旦オランダに帰国した。今回の再来日はそのすべてが完了し、レイソルの試合に出場できることを意味している。実際にJリーグの公式サイトでは、追加登録選手として3月10日にフロートの名前が記載されている。
記者会見では笑顔を交えながら日本での抱負を語った 【©️KASHIWA REYSOL】
まず気になるのは彼のコンディションだ。ヨーロッパはシーズン真っ只中だが、レイソル移籍が発表されてからここまで約1か月強、彼はその間どのように準備をしていたのだろうか。
「再来日するまでの間は、国でパーソナルトレーナーとともにトレーニングをして、毎日走っていました。実際に来日してから時差ボケもあったのですが、今ようやく慣れてきたところです」
そして自分のストロングポイントを問われると、「パワーとスピードです」と言い切った。簡潔な言葉と自信に満ち溢れた表情が、さらにその期待感を煽る。彼の体格を見れば、屈強で、空中戦に強いことは一目でわかる。驚愕なのは、193センチ99キロの体格で抜群のスピードがあるということ。力と速さの合わせ技でダイナミックにピッチを切り裂いていく。それがフロートのプレースタイルだ。
背番号は「17」に決まり、出場登録も完了した 【©️KASHIWA REYSOL】
「193センチでスピードがあり、推進力と機動性がある。彼はセンターフォワードだけではなくワイドでもプレーをした経験を持つ。こちらとしては、ボックスの中で決定機に絡む機会をどんどん作ってもらうことを期待している」
フロートは24歳と若く、彼にとって日本は未知なる国だったが、会見の場で何度も「チャレンジ」という言葉を発したように、彼のチャレンジ精神が日本とJリーグへの興味を掻き立てた。そして、そのチャレンジが自身の大きな成長につながると感じ、今回の決断に至ったという。来日して間もないが、「今まで滞在して、いろいろなことを体験できて、新しい異国の文化に触れて学ぶこともできています」と、すでに日本で刺激的な毎日を送っているようだ。
2011年のJ1優勝に貢献し、MVPに輝いたレアンドロドミンゲス 【©️KASHIWA REYSOL】
来日後には焼き鳥やカレーを食べ、日本食も気に入ったというフロート。かつてレイソルで活躍した多くの外国籍選手同様に、彼も日本の文化に溶け込み、その実力をいかんなくピッチの上で発揮してほしいと願う。
【文】柏レイソルオフィシャルライター:鈴木潤
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