”4日間大会の女王”勝みなみの真価を発揮できるか!?
【<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>】
JLPGAツアー2023シーズン第2戦『明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント(賞金総額1億円/優勝賞金1,800万円)』が3月9日、高知県香南市・土佐カントリークラブ(6,228ヤード/パー72)で開幕する。8日はプロアマ大会。公式会見が行われた。
勝みなみにとって今大会は所属契約を結ぶ明治安田生命が特別協賛するだけに、優勝を飾って恩返しをしたい気持ちは強い。「まずは予選を通過して、どこまで自分のパフォーマンスを上げられるか次第ですが、1つでも上の順位に行きたいです」と意欲を見せる。今年から米女子ツアーを主戦場とするだけに、なおさら優勝して弾みをつけたいところだろう。
幸いなことに、今年は勝にとって追い風が吹いている。というのも、昨年までの3日間大会から4日間大会に変更となったからだ。「昨年は4日間大会に強かったイメージがありますし、得意に感じます。特に4ラウンド目は自信を持ってラウンドできます」と笑顔を見せる。その言葉を裏付けるように、昨年のスタッツを見ると、4th ラウンドの平均ストロークは68.5962で1位を記録している。優勝を飾った楽天スーパーレディスも日本女子オープンも4日間大会だ。
普通に考えれば、4ラウンド目ともなれば疲労もたまるし、ピンポジションも難しくなるので、スコアは落ちると思うが、勝の場合は4ラウンド目だけが60台をマークしているところが面白い。
「トレーニングを積んだことで他の選手よりも体力があるからかも。体がしんどくなって振れないことはないですし、逆に力が抜けていい感じに振れるのが強みです」と語る。先行逃げ切りではなく、追い上げタイプの勝にとっては、たとえ18ホールでもラウンド数が増えるのはプラス要素といえる。
もちろん、体力勝負だけで優勝できるとは考えていない。「今週はインサイドアウトのスイング軌道をしっかりと意識したいと思います」という。勝が行っているスイングはオープンスタンスに構えてインサイドからクラブを下ろし、アウトサイドに振り抜くスイングだ。つまり、スタンスの向きとは真逆の方向に振り抜くことで、ボールを目標に対して真っすぐ打ち出している。言ってみれば、目標に向かってプッシュアウトを打つわけだが、コースのロケーションなどでインサイドアウトの度合いが弱くなったり、アウトサイドインの軌道になってしまうという。当然、それがミスショットにもつながるだけに、最大限の注意を払うつもりだ。
「4ラウンド目は得意ですが、今回は初日、2日目から飛ばしていきたいです」と隙のない心構えを見せる勝。今年こそ恩返しをできる可能性は十分にありそうだ。
(JLPGAオフィシャルライター・山西英希)
勝みなみにとって今大会は所属契約を結ぶ明治安田生命が特別協賛するだけに、優勝を飾って恩返しをしたい気持ちは強い。「まずは予選を通過して、どこまで自分のパフォーマンスを上げられるか次第ですが、1つでも上の順位に行きたいです」と意欲を見せる。今年から米女子ツアーを主戦場とするだけに、なおさら優勝して弾みをつけたいところだろう。
幸いなことに、今年は勝にとって追い風が吹いている。というのも、昨年までの3日間大会から4日間大会に変更となったからだ。「昨年は4日間大会に強かったイメージがありますし、得意に感じます。特に4ラウンド目は自信を持ってラウンドできます」と笑顔を見せる。その言葉を裏付けるように、昨年のスタッツを見ると、4th ラウンドの平均ストロークは68.5962で1位を記録している。優勝を飾った楽天スーパーレディスも日本女子オープンも4日間大会だ。
普通に考えれば、4ラウンド目ともなれば疲労もたまるし、ピンポジションも難しくなるので、スコアは落ちると思うが、勝の場合は4ラウンド目だけが60台をマークしているところが面白い。
「トレーニングを積んだことで他の選手よりも体力があるからかも。体がしんどくなって振れないことはないですし、逆に力が抜けていい感じに振れるのが強みです」と語る。先行逃げ切りではなく、追い上げタイプの勝にとっては、たとえ18ホールでもラウンド数が増えるのはプラス要素といえる。
もちろん、体力勝負だけで優勝できるとは考えていない。「今週はインサイドアウトのスイング軌道をしっかりと意識したいと思います」という。勝が行っているスイングはオープンスタンスに構えてインサイドからクラブを下ろし、アウトサイドに振り抜くスイングだ。つまり、スタンスの向きとは真逆の方向に振り抜くことで、ボールを目標に対して真っすぐ打ち出している。言ってみれば、目標に向かってプッシュアウトを打つわけだが、コースのロケーションなどでインサイドアウトの度合いが弱くなったり、アウトサイドインの軌道になってしまうという。当然、それがミスショットにもつながるだけに、最大限の注意を払うつもりだ。
「4ラウンド目は得意ですが、今回は初日、2日目から飛ばしていきたいです」と隙のない心構えを見せる勝。今年こそ恩返しをできる可能性は十分にありそうだ。
(JLPGAオフィシャルライター・山西英希)
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