北京2022冬季オリンピック1周年記念「TEAM JAPAN WINTER FEST」を開催
【「TEAM JAPAN WINTER FEST」を開催(写真:アフロスポーツ)】
本イベントは、北京2022冬季オリンピック1周年に合わせて『TEAM JAPAN SOCIAL ACTION』の一環として実施しました。オリンピアンがオリンピック期間中に多くの方からいただいた声援に改めて感謝を伝えるとともに、今度はスポーツを通じて多くの方々と社会課題の解決に向けて考えるきっかけとしていただくもので、今回は気候変動の影響を大きく受けるウインタースポーツへの興味関心を多くの子どもたちに持っていただくことを通じて、環境の大切さに気付いていただくことを目指して開催しました。
雪ひろばでは多くの子どもたちが本物の雪を楽しんでいた 【写真:アフロスポーツ】
来場した子どもたちと一緒に雪遊びをする上村さん 【写真:アフロスポーツ】
11日のイベントに参加した(左から)上村愛子さん、久保英恵さん、高木菜那さん、樋口新葉選手さん 【写真:アフロスポーツ】
12日の「オリンピアンに挑戦」は荻原次晴さん、樋口新葉選手の他、勅使川原郁恵さん、鈴木寛さんが飛び入りで参加 【写真:アフロスポーツ】
「上村・高木」チームと「久保・樋口」チームでのシュートアウト対決は大接戦で大盛り上がり 【写真:アフロスポーツ】
オリンピアンも童心に帰って子どもたちと一緒に雪遊びを楽しんだ 【写真:アフロスポーツ】
雪遊びを楽しんだ最後にオリンピアンと子どもたちで記念撮影 【写真:アフロスポーツ】
12日のイベントに参加した(左から)松田丈志さん、久保英恵さん、荻原次晴さん、樋口新葉選手さん 【写真:アフロスポーツ】
上村愛子さん(スキー/フリースタイル)
「都内で雪になじみのない子どもたちが雪で遊ぶ姿を見ることができて、すごく嬉しかったです。環境問題はなかなかすぐには良い方向に行かない問題だと思いますが、これからの世代の子どもたちは環境や気候変動問題への取り組みが当たり前の中で育っていくと思うので、そこは前向きにとらえています。もちろん、自分たちの世代はこれまでと同じではいけないですし、個人的にできることはまず普段の中で環境問題を頭に置きながら生活すること。自分は冬になると雪山に行きますし、雪の景色をたくさん見ていますので、SNSやいろいろな媒体で雪に対する前向きなものを発信していきたいと思います」
久保英恵さん(アイスホッケー)
「今日は久しぶりに雪で遊ぶことができました。私の幼少期はすごく雪が降っていて、雪遊びはすごく楽しみでしたし、スキーで滑ったり、雪だるまやかまくらを作っていたので、昔を思い出して夢中になりました。私たちが今の気候変動問題に対してできることは、なるべくプラスチックを使わない、エコバッグを使う、エアコンの温度設定を低くするとか、小さいことですけど、そうしたことからやっていくことが大切だと思います。そして、このことが当たり前の世界になっていけば、環境に対して良い結果が出るのではないかと思います」
高木菜那さん(スケート/スピードスケート)
「東京で雪に触れることはなかなかない経験なので、小さいお子さんがこうして雪で遊べたことはすごく良い経験になったと思います。気候変動に対して他人事ではいけないと思いますし、自分たちが考えなければいけないことだからこそ、この世界に生きる人たちがしっかり受け止め、まず何ができるのかということを調べて取り組むことが大事なのかなと思います。今、私ができることはなるべく車を使わずに歩く。あとはエコバッグを使う、自分が食べられる分だけ頼むなど、できることは少ないですし分かっていないことも多いので、これからたくさん調べて、自分ができることに目を向けていくことがすごく大事なのかなと思います」
樋口新葉選手(スケート/フィギュアスケート)
「気候変動問題は、自分たちができることは身近なことでしかできないことが多く、すごく小さなことだと思いますが、そういうことを積み重ねていけば世界的にすごく大きなものになると思います。自分は屋内競技ですが、気温が高くなると夏にリンクを調整するのも大変で、それだけ環境負荷がかかってしまいます。これからも温暖化の問題などに対して、自分たちができる身近なことについて考えていきたいです。また、自分はずっと東京で育ってきたので雪に触れる機会もなかなかなかったですが、今日は小さい子どもたちと一緒に雪遊びができて本当に良かったなと思います」
荻原次晴さん(スキー/ノルディック複合)
「天然雪に子どもたちが夢中になっている姿を見て、東京の子供たちも雪に目を輝かせるのだなと嬉しくなりました。選手時代から日本、スキー本場のヨーロッパで雪が減っているなという印象はいつもありました。僕は環境問題について難しく考えすぎず、自宅でできることはなんだろうといつも考えていて、極力、家庭内でエアコンを使わない、物も長く大事に使うようにしています。そういうことをして雪が増えるかどうか分からないですが、必ず良いことがあるだろうと思って生活することが大切なのかなと思います。また、雪の楽しさ、雪とともにということをこれからも発信できればと思います」
松田丈志さん(水泳/競泳、JOCアスリート委員長)
「今日は本当に楽しかったですし、こうした活動をどんどんやって、オリンピアンと応援していただいている皆さんが触れ合う機会や、環境の大切さを伝え続けていくべきだなと改めて思いました。今、僕はJOCアスリート委員長もやらせていただいていますので、各NFのアスリート委員会とも連携して、引退した選手も含めてアスリートが環境問題にしっかり取り組み、SDGsにつながる活動を、今後JOCとしてもしっかりやっていきたいです」
※高木 菜那の高は梯子高(はしごだか)が正式表記
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