【柏レイソル】高卒ルーキー大抜擢の裏に「2023Reysol Report Vol.2」
山本桜大「史上6人目の快挙」
2/18のG大阪戦で高卒即プロデビューを果たした18歳の山本桜大 【©️KASHIWA REYSOL】
ネルシーニョ監督は山本を抜擢した理由をこう述べた。
「そもそもポテンシャルのある選手で、技術的なクオリティーがあり、スピードもある。パーソナリティーも申し分ないものを持っています。実際にゲームに入ればチャンスを作れて、相手の脅威になるプレーができる選手です」
キャンプやトレーニングから存在感を見せていた 【©️KASHIWA REYSOL】
「練習でまず自分の持ち味を発揮して、結果を残せばもうひとつ上に行けるかもしれないので、直向きに結果を残すことだけを意識してやっていこうと思います」
キャンプ中、山本はそう意気込みを口にし、アピールを続けていた。鹿屋体育大学との練習試合では、アグレッシブなドリブル突破から、キレのあるキックフェイントでマーカーを剥がし、切り返して放った左足シュートがわずかにゴール左に逸れる惜しい場面もあった。練習で度々見せる好パフォーマンスからも「ジョーカーとして公式戦で起用されるのでは?」という予感が漂っていた。
新体制発表会では18歳のあどけない表情も 【©️KASHIWA REYSOL】
「桜大はプロで化けるかもしれない」
昨年、話を聞いたU-18の藤田優人コーチも、山本の底知れぬポテンシャルに太鼓判を押している。
開幕戦で後半30分からプロデビューを果たす 【©️KASHIWA REYSOL】
「キャンプ中からネルシーニョ監督に守備の部分と攻撃のクオリティーを評価してもらっていたので、それを出せれば良かったですけど、次の試合でそれを出したいと思います。チャンスに絡むだけじゃなくて、高卒ルーキーだけど結果を残したいと思います」
レイソル史上6人目の高卒ルーキー開幕戦デビューを飾った秀英は、これからプロの世界でどのような活躍を見せてくれるのか、非常に楽しみである。
【文】柏レイソルオフィシャルライター:鈴木潤
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