【ラグビー/NTTリーグワン】リアクションではなくアクション。 守備から良い流れを作り、初勝利を<マツダスカイアクティブズ広島>

【(C)JRLO マツダスカイアクティブズ広島 中島選手】

開幕戦以来のホストゲームで今季初勝利を目指すマツダスカイアクティブズ広島が迎える相手は、九州電力キューデンヴォルテクスだ。

元日本代表の山田章仁が出場した第2節と第3節に勝利して2勝1敗の戦績を残していることからも、その影響力を感じさせるが、中居智昭ヘッドコーチは一緒にプレーしたこともある過去を振り返りながら山田章仁の存在感の大きさを語っている。

「まだ現役でやっているんですから尊敬しますし、いまも元気ですね。僕が現役の頃からいつも彼は元気の源でしたし、いまもエナジーをもって九州電力キューデンヴォルテクスの選手たちが躍動しているところを見ると、彼の存在が大きいんじゃないかなと思います」

その活気のある相手に対して、勢いをもって試合に入っていけるどうかを中居ヘッドコーチはポイントに挙げている。

「自分たちからモメンタム(勢い)を作り出していきたいと思います。ウチがダメなときはリアクションになるときで、前節は入りのところでいきなりトライを取られてしまった。そこからよく巻き返したとはいっても、主導権を握られていたことは間違いないので、リアクションからアクションに変えて自分たちから主導権を握っていきたいと思います」

選手たちも気持ちは入っている。中島陸斗は「とりあえず勝ちにこだわって、何とかまず1勝目を挙げれるようにしていきたい」と言い、「チームとしてディフェンスは良い状態にあると思うので、ディフェンスからうまく試合の流れをもってきたい。そこから速いテンポでアタックできるように自分がボールをさばいていきたいですし、スペースをうまく突けるように視野を広くしていきたいと思います」と見据えた。

今節は、前節で欠場した武田知大が戻ってくることも頼もしい。推進力のあるフッカーは「セットプレーの安定は大前提で、バックスの展開力はだんだん良くなってきているので、次の試合はフォワードがもっと前に出ることをやっていきたい。フォワードが出られたらバックスの展開力もより生かせるようになって、もっと得点につながるプレーも増えると思う」と力強く語っている。

立ち上がりからチーム一丸となって果敢に前に出るマツダスカイアクティブズ広島の姿が見られそうだ。

(寺田弘幸)
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ジャパンラグビー リーグワンは、「あなたの街から、世界最高をつくろう」をビジョンに掲げ、前身であるジャパンラグビー トップリーグを受け継ぐ形で、2022年1月に開幕した日本国内最高峰のラグビー大会です。ラグビーワールドカップ2023を控え、セカンドシーズンとなるリーグワン全23チームの熱戦をご期待ください。

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