【KMSKデインズ】 ベルギーカップ戦 ラウンド16 ズルテ・ワレヘム戦 試合結果|1-2

KMSKデインズ
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【(C) KMSK Deinze】

KMSKデインズのホームであるダコタ・アリーナで行われた注目のダービーマッチには、リーグ戦より遥かに多い3,000人以上のサポーターが集まった。ベルギーのカップ戦の歴史上、たった2度となる2部のチームの準々決勝進出をデインズサポーターは期待していた。2022年最後の試合となるこの試合、デ・ベルデルとヨアヒム・カルセラを欠いたグロシャン監督は代わりにラントショートとアルメナラを起用した。一方のズルテ・ワレヘムも主力に怪我人や病人を抱え、苦しい台所事情となった。

試合は両チームとも様子見からスタートした。お互いラインをコンパクトに保ち、相手チームにスペースを使われないように試みた。そんな中、よりボールを支配したのはデインズ。前半20分にラントショートがクロスからチャンスを作ると、その後ギニア代表FWダンソコがシュートで決定機を迎えるも相手GKに阻まれる。その後、2度ほど一部のズルテ・ワレヘムがチャンスを作るもゴールはならず。前半は総じてデインズが押し込み、コーナーキックの回数は7回を数えた。

後半はズルテ・ワレヘムが2人の選手を代えてスタートした。しかし先制点を取ったのはデインズ。後半4分にMFリリドン・バラジが正確なシュートを叩き込んだ。そのゴールの直後にもランシュートが絶妙のクロスや、ポスト直撃のシュートを放った他、この試合でチャンスを得たアルメナラも高い打点から決定的なヘディングシュートを放つも、追加点は奪えない。

デインズの準々決勝進出が濃厚かと思われた展開だったが、アウェイのズルテ・ワレヘムがついに反撃を始める。まずは後半39分、リリドン・バラジがペナルティエリア内でハンドの判定を受け、相手にPKを与える。しかしズルテ・ワレヘムのスペイン人FWラミレスが放ったシュートはデインズのスペイン人GKナチョ・ミラスがファインセーブで阻止する。しかし流れは変わらず、ズルテ・ワレヘムのセネガル人FWンドゥールに後半41分、43分に2点を連続して決められ、あっという間に逆転される。結局は3回しかなかった枠内シュートのうち2本を決められ、1-2で試合は終了。デインズはカップ戦敗退となってしまった。

【(C) KMSK Deinze】

出場選手

先発:
GK:ナチョ・ミラス
DF:デニス・プリチネンコ、アレッシオ・スターレンス、テオ・キンテロ、ヤネス・ファンステーンキステ
MF:ガエタン・ヘンドリックス、スティーブ・デ・リダー、リリドン・バラジ
FW:バフォデ・ダンソコ、ファン・ラントショート、ゴンサロ・アルメナラ

途中出場:
85分:ユル・シュリベルス
90分:ママドゥ・コネ、クリストフ・ヤンセンス

得点:
49分:リリドン・バラジ
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著者プロフィール

1926年に設立されたベルギープロリーグ2部所属の歴史あるサッカークラブ。ホームタウンであるデインズ市は約4万5千人の人口を抱え、東フランダース地域にある富裕層が多く住む地域として知られています。2019-20シーズンにベルギープロリーグ2部への昇格を果たし、2021-22シーズンは4位(8クラブ中)でシーズン終了と健闘しました。新スタジアム建設計画を発表するなど、急成長を遂げているクラブです。2022年2月よりACA Football Partnersがオーナーとなり、グローバルレベルでの業務提携も積極的に進めながら、ビジネス及びスポーツ面でのさらなる発展を目指します。

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