前人未到の領域へ。山本由伸の進化をたどる
【(C)パーソル パ・リーグTV】
NPB史上初となる、2度目の投手4冠を達成した2022年
山本由伸投手 年度別成績 【(C)データスタジアム】
現在のパ・リーグのみならず、NPBの歴史全体で見ても指折りの存在といえる山本投手。本稿ではそんな彼の貫禄あふれる投球を形づくる、ひとつの要素を示したいと思う。
抜群の質を誇る3つの球種
年度別主要3球種の投球割合・被打率 【(C)データスタジアム】
カウントを取るフォークの精度向上
年度別0・1ストライク時のフォーク成績 【(C)データスタジアム】
勝負を分ける3球目までに打者を制圧する
年度別 3球目までに追い込んだ打席の割合 【(C)データスタジアム】
2022年 3球目後のストライクカウント別成績 【(C)データスタジアム】
2年連続の投手4冠という前人未到の快挙を成し遂げた背景には、対戦の中で早々に優位に立ち、そして制圧するという、まさに王者の貫禄ともいえるピッチングがあった。迎えた日本シリーズは負傷降板となり最後に悔しさも味わったが、その思いをバネにさらなる進化を見せるのか、山本投手の2023年が今から楽しみだ。
※文章、表中の数字はすべて2022年シーズン終了時点
文・データスタジアム編集部
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