【SNOW JAPAN】スキー&スノーボードのFISワールドカップが開幕! 男子スキージャンプ&ノルディック複合編
【写真:アフロ】
※SNOW JAPAN=全日本スキー連盟(SAJ)が統括するスキー・スノーボード競技の選手たちの総称
【男子スキージャンプ】金メダリスト小林陵侑に続け! 新勢力が続々と台頭
さて、そんな序盤戦ですが、北京五輪の金メダリストであり、昨季自身2度目のワールドカップ総合王者に輝いた小林陵侑選手(土屋ホームスキー部)は開幕戦を7位でスタート。まずまずのスタートと思われましたが、2戦目はジャンプスーツの規定違反で失格となってしまいました。その後、ルカでのシリーズは1戦目は41位に沈みFinal Roundに進めず、2戦目は23位と振るわず。まだまだ完全にアジャストとはいかないようですが、2度の総合優勝を通じて多くの経験値を積み重ねてきた小林選手だけに、早いタイミングでの復調に期待したいところです。
自身初のワールドカップ表彰台に上った中村直幹 【写真:アフロ】
男子スキージャンプは今週末は女子と一緒にティティぜー・ノイシュタット(ドイツ)で大会を控えており、男女混合の団体戦も行われるのでぜひご注目ください。
【ノルディック複合】山本涼太がエースに名乗りを上げるか。渡部暁斗の発奮にも期待
今季ワールドカップ開幕戦で自身最高位を更新した山本涼太選手 【写真:アフロ】
山本選手は昨季までに2回個人戦の表彰台に上る(ともに3位)など、ここ2シーズンで着実に世界のトップを争える力をつけてきました。そして、北京オリンピックで先輩たちの力を借りながらも団体のメダル獲得に貢献。今季はいよいよノルディック複合日本を背負って立つエースへの成長が期待されています。そんな山本選手は今季個人戦初戦でいきなり2位表彰台に上がり、自己最高位を更新。さらに2日目は表彰台は逃したものの4位をキープすると、3日目は3位でふたたび表彰台に上がりました。今季このままの勢いで日本チームの新エースとして、ワールドカップのトップ争いを繰り広げてもらいたいところです。
開幕シリーズは低空飛行に終わった渡部暁斗だが、ベテランなりの巻き返しを期待したい 【写真:Newspix24/アフロ】
ノルディック複合は今週末もリレハンメル(ノルウェー)で男子個人2連戦、女子個人2連戦が行われます。オリンピック種目採用をめざす女子ノルディック複合にも、日本チームは中村安寿選手(株式会社ショウワ)や葛西優奈・春香姉妹(ともに早稲田大学)など表彰台を争うことができる選手がそろっています。ぜひご注目ください。
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