「試合中にコーチが全く指示しない」アルバルク東京ユースの活動を紹介!アメリカに留学する選手も輩出(1)
【アルバルク東京】
そのような活動を続けてきた中で、アルバルク東京アカデミーの一期生としてクラブに加入し、アルバルク東京ユース(U18)から、アメリカへの留学を7月に決断した選手がいます。NBA選手を目指して渡米する選手が生まれたエピソードとともに、アルバルク東京ユースの取り組みを紹介します。
アメリカ留学を決断したその選手は松崎花道選手といい、現在高校2年生で中学1年生からアルバルク東京ユースに所属していました。「他の選手と同じようにトライアウトを受験して、中学1年生で入って来た時から今も変わらず真面目なタイプの選手で、真っすぐすぎるくらいの性格の持ち主です。」と話をするのはユースの中村領介コーチです。
そんな彼がアルバルク東京ユースでプレーを続ける中で、アメリカへの留学を意識しだしたのは中学2年生の時にNBAを生で観戦したことがきっかけでした。松崎選手は「映像でしか見たことがなかったのが、選手の体の大きさ、試合中のファンの熱狂度などを目の当たりにした時に、自分もいつかここでプレーをしてみたいと初めて思い、ぼんやりとしていた目標がすごく現実的に思うようになりました。そこからNBAでプレーする彼らみたいに人の気持ちを感動させたり、影響を与えたられる選手になりたいと思い、早くから本場のバスケを経験するために留学を決意しました。」と、留学を決断した時の思いを話します。
ホームゲームではユースの活動としてトップチームのモッパーを務めた 【アルバルク東京】
松崎選手のアルバルク東京ユースでの活動は7月29日(金)と30日(土)に開催されたREGIONAL LEAGUEの試合が最後となりました。
松崎選手は7月31日(日)には日本を発ち、早速アメリカでの生活に入っています。松崎選手は「将来の目標はNBA選手になって、自分がインスパイアされたように、色んな人に感動を与えられて、応援されるような選手になりたいです。それと、誰よりもバスケを楽しみたいと思っています。やはり、プレーに夢中になり楽しむことが出来る選手は、観ている人にもその気持ちが伝わると思いますし、それは何よりも自分たちの練習に対する動機、やる気にも大きく繋がると思います。これからもたくさんバスケを楽しみたいです。」と今後の目標と自身のプレーで大事にしている部分を話しました。
中村 領介コーチ 【アルバルク東京】
そしてその時から松崎選手はアメリカでのプレー経験のある伊藤GMに「アメリカに行きたい」という話をすぐにして、アドバイスを求めたそうです。伊藤GMは当時「アメリカでは自分たちで考えるという要素が理念なので「アメリカはこういうところを見てるよ」というアドバイスを送ったそうですが、松崎選手は次会った時までに自分なりの答えをもって伊藤GMに言葉でもプレーでも表現することを続けていく行動を取るようになりました。その繰り返しで伊藤GMが「バスケットだったらコートの中ではどうするのか?」と問いかけると、必ず答えを持ってきてそれをコート上で必ず発揮するというのを実践してきたのが、アメリカに行くまでの過程での松崎選手の行動であったということです。
伊藤 大司トップチームGM 【アルバルク東京】
次回(後編)は、NBAを目指して留学するような選手が出てきたアルバルク東京ユースの活動方針をお届けします。
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