SDGsと鹿島アントラーズ。今季最終節11/5ガンバ大阪戦はサステナブルな社会を目指す「LIXILスペシャルマッチ 〜SDGs 未来の幸せを、みんなで。〜」を開催!

鹿島アントラーズ
チーム・協会

【©KASHIMA ANTLERS】

11月5日(土)にカシマスタジアムで開催される明治安田生命J1リーグ第34節鹿島アントラーズ対ガンバ大阪戦。そのマッチデーイベントとして「LIXILスペシャルマッチ 〜SDGs 未来の幸せを、みんなで。〜」が行われる。「SDGs」をテーマにした、クラブオフィシャルパートナーである株式会社LIXILとのマッチデーイベントは3年連続の開催となり、アントラーズでは、パートナー企業やホームタウン・フレンドリータウンとともにSDGsの取り組みを推進している。

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株式会社LIXILと推進するSDGsの取り組み

 昨今、テレビや新聞、街中の至るところで目にする言葉がある。「SDGs」。「Sustainable Development Goals」という英文の頭文字を取ったその言葉は、日本語に訳すと「持続可能な開発目標」となる。「2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標」(外務省ホームページより)として、「17のゴール・169のターゲット」から構成されており、日本社会においても積極的に取り組まれている。

 それはアントラーズも例外ではない。「より豊かな社会を目指すため、ホームタウンの発展や持続可能な社会の実現が必要」という考えのもとで、クラブを支えるパートナー企業、ホームタウン・フレンドリータウン、そしてフットボールを愛する人々とともに“Football Dream”を追い求めながら、SDGsの目標達成への貢献を目指している。

 そんなアントラーズと、長期パートナー企業である株式会社LIXILによるSDGsの取り組みを伝えるマッチデーイベントが、11月5日にカシマスタジアムで行われる明治安田生命J1リーグ第34節ガンバ大阪戦において開催される「LIXILスペシャルマッチ 〜SDGs 未来の幸せを、みんなで。〜」だ。

 これまでにもアントラーズのホームゲームにおいては毎年、株式会社LIXILの冠試合が設けられてきた。2020年からマッチタイトルに「SDGs」の文字が加わり、過去2年は「LIXILスペシャルマッチ 〜SDGs子どもたちの未来のために〜」(2020年)、「LIXILスペシャルマッチ 〜SDGs アントラーズと考えよう。地球のこと、未来のこと。〜」(2021年)というテーマのもとで試合に合わせたイベントを開催している。

 そして、2022シーズンの最終節で行われる今回の“LIXILスペシャルマッチ”では、SDGsに積極的に取り組むアントラーズのパートナー企業が集合。「アントラーズファミリーみんなで」と銘打ち、SDGs 17の目標達成への取り組みが紹介される。スタジアム場外のメルカリロードでは株式会社LIXILをはじめ、株式会社カネカ、高砂熱学工業株式会社、東洋製罐グループホールディングス株式会社などの特設ブースが登場。さらに、食料の支援を必要とする人へつながるフードドライブなどのイベントも実施される予定だ。

 このようなマッチデーイベントのほかにも、アントラーズは株式会社LIXILとのSDGsの取り組みを進めてきた。2019年にはカシマスタジアムの女子トイレをリニューアル。スポーツ観戦における女性にやさしい観戦環境の提供の一助となるとともに、男女ともに利用できるおむつ替え用のルームも併設して、SDGsの5「ジェンダー平等を実現しよう」の取り組みを推進している。

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2019年にリニューアルしたカシマスタジアムの女子トイレ 【©KASHIMA ANTLERS】

 また、株式会社LIXILのグループ企業であり、鹿島アントラーズのクラブパートナーである株式会社LIXIL住宅研究所アイフルホームカンパニーとも、乳幼児のいる子育て世帯のファン・サポーターが安心してスタジアム観戦できる環境の提供を目的に、2020年7月にカシマスタジアム託児室を「キッズハウス supported by アイフルホーム」としてリニューアルさせた(5「ジェンダー平等を実現しよう」)。新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、しばらくの間は運用を休止していたが、2022シーズンの最終戦となるガンバ大阪戦で運用を再開することとなった。

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2020年にはカシマスタジアム託児室「キッズハウス supported by アイフルホーム」がリニューアル。11月5日から運用が再開される 【©KASHIMA ANTLERS】

他のパートナー企業やホームタウン・フレンドリータウンともさまざまな活動を実施

 鹿島アントラーズは株式会社LIXILをはじめとする多くの“ファミリー”とともに、これまでも多種多様なSDGsの取り組みを積極的に行っている。パートナー企業、行政(ホームタウン・フレンドリータウン)、地域事業者、ファン・サポーター、学術連携、スタジアム。30年以上もの歴史のあるクラブだからこそ、これまでに絆を深めてきた数多くのアセット(資産)があり、それをフル活用できる強みもある。

 例えば、SDGsの3つ目に「すべての人に健康と福祉を」という項目がある。アントラーズはコロナ禍が始まった2020年5月、鹿島医師会や鹿行地域の医療機関、鹿行5市(鹿嶋市・潮来市・神栖市・行方市・鉾田市)と連携し、新型コロナウイルス感染症拡大防止に向けて、カシマスタジアムでドライブスルーPCR検査を実施した。これは、カシマスタジアムの施設管理を行うアントラーズだからこそ、医療ひっ迫が叫ばれるなかでも「すべての人に健康と福祉を」というSDGsに貢献できた施策だといえる。

 さらに、オフィシャルパートナー企業の株式会社カネカとは、SDGsの14番目にある「海の豊かさを守ろう」という項目の活動を進めている。今年6月には、カネカ本社や鹿島工場の社員らとともに、総勢約80名で鹿島灘近郊での海洋プラスチックゴミの削減に向けた海洋清掃活動を実施した。また、2021年11月からはJリーグクラブで初めて、スタジアムの飲食売店で環境に配慮されたカネカ生分解性ポリマーGreen Planet製のカトラリー(ストロー、スプーン)を採用し、今年8月からはオフィシャルグッズショップでのショッピングバックもGreen Planet製を取り入れている。

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2022年6月に神栖市の日川浜海水浴場で行われた株式会社カネカとの「神栖市2022海岸清掃」の様子 【©KASHIMA ANTLERS】

 この他にも、フードドライブ活動(2「飢餓をゼロに」)やホームタウンの小学生に向けた食育授業(3「すべての人に健康と福祉を」)を昭和産業株式会社と行ったり、スタジアムへの来場が困難な特別支援学校の生徒たちに、NTTドコモ支援のもとで特別支援学校とカシマスタジアムを高画質映像でつなぐ「遠隔スタジアム観戦体験イベント」を実施してスポーツ観戦の感動や興奮を提供(「住み続けられるまちづくりを」)。東洋製罐グループホールディングス株式会社とは12「つくる責任 つかう責任」のもと、マッチデーにおけるカシマスタジアムのごみ回収状況を調査し、スタジアム内のゴミ収集方法の改善やリサイクル可能な資源回収の促進、回収作業の負担軽減を目指している。さらに、アントラーズつくばアカデミーセンターでは、分別回収を促すためのエコステーションを常設する。

カシマスタジアムで行われた昭和産業株式会社とのフードドライブ活動 【©KASHIMA ANTLERS】

東洋製罐グループホールディングス株式会社の協力のもと、エコステーションを設置 【©KASHIMA ANTLERS】

 11月5日の「LIXILスペシャルマッチ 〜SDGs 未来の幸せを、みんなで。〜」は、アントラーズを通じてSDGsの取り組みについて考え、すべてのアントラーズファミリーとともに思いを共有する機会となる。

 持続可能でよりよい社会を目指し、パートナー企業やホームタウン・ファミリータウン、そしてファン・サポーターとともに、これからもSDGsの活動に取り組んでいく。
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著者プロフィール

1991年10月、地元5自治体43企業の出資を経て、茨城県鹿島町(現鹿嶋市)に鹿島アントラーズFCが誕生。鹿角を意味する「アントラーズ」というクラブ名は、地域を代表する鹿島神宮の神鹿にちなみ、茨城県の“いばら”をイメージしている。本拠地は茨城県立カシマサッカースタジアム。2000年に国内主要タイトル3冠、2007~2009年にJ1リーグ史上初の3連覇、2018年にAFCアジアチャンピオンズリーグ初優勝を果たすなど、これまでにJリーグクラブ最多となる主要タイトル20冠を獲得している。

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