北海道日本ハム公式チア「ファイターズガール」活動するうえで大切にしてほしいたったひとつのこと
【きつねダンスの耳をつけたファイターズガール(C)H.N.F.】
2022年シーズンのプロ野球界を語るうえで欠かせないトピックスのひとつ「きつねダンス」で大きな注目を集めた、北海道日本ハムファイターズ公式チアチーム「ファイターズガール」は新メンバーオーディションの開催を発表。求める人材像や担当するチアチームの特徴などを担当者にうかがった。
活動内容、特徴、メンバー間の雰囲気……ファイターズガールってどんなチーム?
【グラウンドでのパフォーマンスの様子(C)H.N.F.】
今回インタビューに答えてくれた、ファイターズ スポーツ&エンターテイメント エンターテイメントクリエーション部の尾暮沙織さんは、ファイターズガールの自慢できる点について「年齢関係なく、尊敬し認め合いながら互いに助け合えるチームの雰囲気」という。メンバーについては「先輩後輩に関わらず本当に仲が良く、他人に対しての思いやりを持っている子ばかりで、人として誇りに思います」と語った。メンバーたちはとても良い雰囲気のなかで、のびのびと活動している様子がうかがえる。
またファイターズガールの業務として、演者でありながらもスタッフ業務や運営業務などさまざまな仕事を経験できるので、広い視野を持つことができる。「たくさんの人に支えられて活動ができている」と、感謝の気持ちを持ちながら活動をしていることも、良い雰囲気を作りだしている一因なのではないか。
「ファイターズガール」の名は一躍全国区へ。今シーズンを振り返る
【ファイターズガールメンバー(C)H.N.F.】
「テレビ出演や取材対応など、今まで経験したことのないお仕事が増えたことや、活動の幅が大きく広がったシーズンでした。プロ野球界を飛び越え、全国的にチーム名が広がり、ファイターズガールの存在を知ってもらえたことがとても嬉しく感じています」と、尾暮さんが言うように「きつねダンス」の大ブレイクをきっかけに、その名は一躍全国区へ。有名音楽番組に出演するなど、ファイターズガールの活躍で初めて“プロ野球チア”に注目した方も多いのではないだろうか?
大きな注目を集め、輝かしい一年だった今季。しかし尾暮さんは決して浮き足立つことなく今後の活動についてこう語った。
「チアという概念にとらわれず、スポーツ界のエンタメを創り上げていく一員として、自由な考えや発想のもと、どんどん新しいことに挑戦していきたいです。また、ファン・地域社会との交流やつながりを作ることも大事な活動のひとつですので、今後も身近で親しみやすさを大切に、地域交流に力を入れていきたいです」
ファイターズガールはファン・地域社会とファイターズをつなぐ架け橋。自分たちのやるべきことをしっかりと見据えながらも、今後どんな挑戦を続けていくのか、期待せずにはいられない。
活動していくうえで大切にしてほしいたったひとつのこと。求める人材像とは?
新メンバーに求める人材像については「オーディションでは、ひとつの要素だけに絞らずさまざまな視点から審査しています。必ずしもダンスが得意でなければならない、というわけではなくダンススキル・容姿・スタイル・特徴的なキャラクター・MC力・話し方・笑顔・清潔感などの観点から総合的に判断します」と回答。「ご自身が自信を持って取り込んでいること、得意なことを、しっかりアピールしてください」とアドバイスを送った。
またファイターズガールとして活動していくうえで、もっとも大切にしてほしいマインドや思考については「人間性一択です。チームワークを大切にできる、他人への思いやりや感謝の気持ちをもって活動できる……など、常に周りのスタッフやメンバーのことを思いやれることが一番大事です。ダンススキルや華やかさは、その次です」と尾暮さん。
現メンバーでも来季の活動を継続希望する場合はオーディション受験が必須。メンバーたちは現状に満足せず悩み迷いながらも自身のアップデートを繰り返し、人間性を重んじる環境で内面も磨かれていくので、在籍年数が増すごとに輝きも増していく理由を垣間見れたような気がした。
最後に「今年非常に話題となったファイターズガールですが、活動の中でも特に地域の皆さまとの交流を大切にしています。ファン・地域社会とファイターズをつなぐ架け橋を目指して北海道を盛り上げたい、北海道の皆さまにたくさんの夢を与えたい、という熱い想いを持った皆さまにお会いできるのを楽しみにしています」と、まだ見ぬ新メンバーにメッセージを送った。
文・池田紗里
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