新天地で開幕を迎えた注目移籍選手の活躍度チェック|NBA 2022-23シーズン

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【NBA Entertainment】

ついに始まったNBA 2022-23シーズンは、3日目の10月21日(現地20日)に全30チームが開幕初戦を戦い終えた。今季は主要選手の移籍などもあり、それぞれの選手たちが新天地でどのような活躍を見せるのかも注目ポイントのひとつとなっている。

活躍がチームの成功に大きく関与することとなりそうな移籍選手たちのデビュー戦がどうだったのか、チェックしてみよう。

デジャンテ・マレー(アトランタ・ホークス)

対ヒューストン・ロケッツ:38分、20得点、5リバウンド、11アシスト、5スティール

サンアントニオ・スパーズから移籍してきたガードのマレーは、同じくボールを多く持つトレイ・ヤングとどう共存できるのかが注目されていたが、両者が20得点と10アシスト以上を記録するという形で好発進を見せた。

ルディ・ゴベア(ミネソタ・ティンバーウルブズ)

対オクラホマシティ・サンダー:34分、23得点、16リバウンド、1ブロック

ユタ・ジャズからの大型トレードでウルブズ入りしたゴベアは、カール・アンソニー・タウンズとともにツインタワー体制で2022-23シーズンに臨むこととなった。昨季は平均7.7本しかフィールドゴール試投がなかったゴベアはこの試合でFG15本中10本成功と大暴れ。ディフェンスだけではないことを証明するシーズンとなりそうだ。

ジェイレン・ブランソン(ニューヨーク・ニックス)

対メンフィス・グリズリーズ:36分、15得点、6リバウンド、9アシスト

ニックスのオフシーズンのメインターゲットとなったジェイレン・ブランソンはダラス・マーベリックスから移籍。注目の初戦では前半こそファウルトラブルに苦しんだが、試合終盤にニックスの反撃を先導し、試合をオーバータイムへと持ち込む活躍を見せた。

ドノバン・ミッチェル(クリーブランド・キャバリアーズ)

【NBA Entertainment】

対トロント・ラプターズ:35分、31得点、9アシスト、2スティール

ジャズのもうひとつの大型トレードでキャバリアーズに移籍したミッチェルは初戦からその期待に応えた。31得点は両チーム最多で、FGも21本中12本成功と、とても効率よく得点を重ねた。ダリアス・ガーランドが負傷退場したこともあり、後半はメインハンドラーとしてプレイする時間帯が多くなったが、9アシストと大きく貢献した。

マルコム・ブログドン(ボストン・セルティックス)

対フィラデルフィア・76ers:24分、16得点、4アシスト、2スティール

控えのボールハンドラーを必要としていたセルティックスは、インディアナ・ペイサーズからブログドンをトレードで獲得した。得点もプレイメイクもできる彼は、セルティックスにフィットしていることを初戦から証明。セカンドユニットのなかでスコアラーとして活躍するだけでなく、スターターたちと出場する時間帯でも、ジェイソン・テイタムとジェイレン・ブラウンのダブルエースをお膳立てする役割をしっかりこなしていた。

クリスチャン・ウッド(ダラス・マーベリックス)

対フェニックス・サンズ:24分、25得点、8リバウンド

ビッグマンの獲得が急務だったマーベリックスは、ヒューストン・ロケッツのウッドを獲得。早速ベンチから25得点と活躍した。さらに得点だけでなく、ピック&ロールでボールを受けてからパスで展開できる能力も見せるなど、マーベリックスのオフェンスの幅を広げるプレイも見せていた。

ジョン・ウォール(ロサンゼルス・クリッパーズ)

対ロサンゼルス・レイカーズ:25分、15得点、4リバウンド、3アシスト

所属していたヒューストン・ロケッツでは昨季を全休し、実に18か月ぶりのプレイとなったウォールは新天地となるクリッパーズで、ベンチから全盛期さながらのプレイを見せた。ハンドラーの2番手を必要としてクリッパーズにとって、ウォールが安定してこのレベルで活躍してくれるとなると心強い。

(著者:大西玲央)
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