40か国から120人の米国外出身選手が開幕ロスター入り|NBA 2022-23シーズン

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【Getty Images】

NBAは10月18日(日本時間19日)、2022-23シーズンの開幕ロスターに40か国を代表する120人のアメリカ国外出身選手が登録されたことを発表した。日本からは八村塁がワシントン・ウィザーズに、渡邊雄太がブルックリン・ネッツに登録されている。

開幕ロスターの米国外出身選手が100人を超えたのはこれで9年連続となり、NBAの全30チームのロスターに少なくともひとりは米国外出身選手が登録されている。カナダ(22)とオーストラリア(10)からは史上最多、ナイジェリア(5)からは最多タイの選手が登録された。

最も多かったのは9年連続でカナダ。さらにオーストラリア、フランス(9)、ドイツ(6)、ナイジェリア、セルビア(5)、スペイン(5)と続く。ヨーロッパの選手は計58人。その中にはヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス/ギリシャ)、ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス/スロベニア)、昨季のMVPニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ/セルビア)と、昨季のオールNBAファーストチームに選出された3人が含まれる。

チーム別ではトロント・ラプターズが2シーズン連続最多となる8人の米国外出身選手を登録。マーベリックス、インディアナ・ペイサーズ、サクラメント・キングスが7人、オクラホマシティ・サンダーとユタ・ジャズがそれぞれ6人を登録している。

開幕ロスター入りした選手のうち38人は、NBA入りする前にバスケットボール・ウィズアウト・ボーダーズ(BWB)を経験している。ディアンドレ・エイトン(フェニックス・サンズ/バハマ)、シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(サンダー/カナダ)、ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・76ers/カメルーン)、八村(ウィザーズ/日本)、ジャマール・マレー(ナゲッツ/カナダ)、パスカル・シアカム(ラプターズ/カメルーン)、ヨナス・バランチュナス(ニューオーリンズ・ペリカンズ/リトアニア)などだ。

また、NBAアカデミー出身者はダイソン・ダニエルズ(ペリカンズ/オーストラリア)、ジョシュ・ギディー(サンダー/オーストラリア)、ベネディクト・マサリン(ペイサーズ/カナダ)の3人となった。

また、他国にルーツのあるアメリカ人選手も多く、両親のどちらかがアフリカ出身という選手は35人を超える。バム・アデバヨ(マイアミ・ヒート/ナイジェリア)、ジェイレン・グリーン(ヒューストン・ロケッツ/フィリピン)、マティース・サイブル(76ers/オーストラリア、ハイチ)、フアン・トスカーノ・アンダーソン(ロサンゼルス・レイカーズ/メキシコ)、カール・アンソニー・タウンズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ/ドミニカ共和国)、ジェイリン・ウィリアムズ(サンダー/ベトナム)といった選手たちだ。

・過去4シーズンのMVP受賞者は米国外出身の2人。過去2シーズン連続で受賞のヨキッチと、アデトクンボ(2018-19シーズンと2019-20シーズン)。両選手が所属するナゲッツとバックスは、1月25日(同26日)にミルウォーキーで、3月25日(同26日)にデンバーで対戦する。

・昨季のMVP投票最終候補3名はヨキッチ、エンビード、アデトクンボと、史上初めて全員が米国外出身選手だった。

・2018-19シーズン以降、オールNBAチームには毎年最低5人の米国外出身選手が選出されている。

・NBA全30チームのゼネラルマネージャーによるアンケート調査で、2022-23シーズンのMVP予想の最多得票率3人がドンチッチ(48%)、アデトクンボ(34%)、エンビード(13%)と米国外出身選手。アデトクンボ(55%)とドンチッチ(45%)は、球団を創立する場合に契約したい選手の1位と2位だった。

・ダニエルズとマサリンは昨季のギディーに続くNBAアカデミー出身選手。オーストラリアでのNBAグローバルアカデミーでチームメイトだったダニエルズとギディーは、11月28日(同29日)にニューオーリンズで、12月23日(同24日)と2月13日(同14日)にオクラホマシティで、3月11日(同12日)にニューオーリンズで対戦する。

・76ersとラプターズには、BWBアフリカキャンプ経験者の3人が登録された。エンビード、シアカムと、クリスチャン・コロコ(ラプターズ)。両チームは10月26日(同27日)と28日(同29日)にトロントで、12月19日(同20日)と3月31日(同4月1日)にフィラデルフィアで対戦する。

・NBAには米国外出身の兄弟選手が3組。ヤニス(バックス)、サナシス(バックス)、コスタス(シカゴ・ブルズ)のアデトクンボ兄弟(ギリシャ/ナイジェリアにルーツ)、フアンチョ(ラプターズ)とビリー(ペリカンズ)のエルナンゴメス兄弟(スペイン)、フランツ(マジック)とモリッツ(マジック)のバグナー兄弟。

・開幕ロスター入りした米国外出身選手のうち、次の14人がNBAオールスターを経験している。アデトクンボ、ドンチッチ、ゴラン・ドラギッチ(ブルズ/スロベニア)、エンビード、ルディ・ゴベア(ウルブズ/フランス)、アル・ホーフォード(セルティックス/ドミニカ共和国)、カイリー・アービング(ネッツ/オーストラリア)、ヨキッチ、クリスタプス・ポルジンギス(ウィザーズ/ラトビア)、ドマンタス・サボニス(キングス/リトアニア)、シアカム、ベン・シモンズ(ネッツ/オーストラリア)、ニコラ・ブーチェビッチ(ブルズ/モンテネグロ)、アンドリュー・ウィギンズ(ゴールデンステイト・ウォリアーズ/カナダ)。
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NBA(National Basketball Association)は、ナショナル・バスケットボール・アソシエーション(NBA)、ウィメンズ・ナショナル・バスケットボール・アソシエーション(WNBA)、NBA Gリーグ、NBA 2Kリーグ、そしてバスケットボールアフリカリーグの5つのプロスポーツリーグから構成されるグローバルなスポーツとメディアのビジネス団体です。 リーグは世界215の国と地域、50言語で試合や関連番組を放送、NBA関連商品は7大陸200の国と地域にある店舗で展開されています。 2021-22シーズン開幕時のロスターには40の国と地域から121名のインターナショナルプレイヤーが名を連ねています。

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