【ONE】再起戦に挑む内藤大樹「勝つのは最低条件、内容にこだわりインパクトを残す」
【ONE Championship】
内藤は今年5月に行われたフライ級ムエタイWGP準々決勝でスーパーレック・キアトモー9(タイ)と対戦し、善戦するも悔しい判定負け。今回はそこからの再起戦となるが、果たしてどのような戦いを見せるのか。戦前にその心境を尋ねた。
【ONE Championship】
「体調はどの試合もそうですが、いつも通りに調子は良い。逆に悪い時があまりないです。5月の試合が終わって、自分としては10月くらいに試合がしたいと思っていたので、タイミング的にちょうど良かった。その間にムエタイ合宿でタイに行ったりできたので、今回の試合は楽しみです」
ー対戦相手のアミール・ナセリの印象
「見た目通り、身体が強くて、タフで気持ちも強そうに感じる。一発一発のパワーがある選手。その点は気をつけたい」
「映像はONEのマイケル(サバス)選手の試合を見て研究した。後は(ナセリ選手がSNSで公開している)トレーニング映像を見たりしました。ナセリ選手は結構自分の練習をSNSに載せているので、研究しやすかったです」
ー特に技術的な面で警戒している部分は?
「相手は粗い感じでパンチを振ってくると思うのですが、その粗さが逆に見えずらかったり、予想外の角度から飛んでくるのかなと思っています。この粗さの部分をしっかり見て、気をつけたいと思います。相手の粗い部分は自分にとってチャンスでもありますが、ミスすればこっちがダウンする(強い)パンチを持っている。その危ない部分をしっかりと掻い潜っていきたい」
ーナセリのマイケル戦を見て、自分が戦った場合はどのようになると考えた?
「あの試合はマイケルが完封していた。自分だったら、完封の中でもダウンやダメージを与える攻撃はもっとできると思います。
ーダウンを奪えると思う理由は?
「自分はどちらかというとカウンターファイター。相手が打ってくる瞬間、アグレッシブに来た時こそ、自分が引かなければ、倒せるタイミングは多いと思います。今回は勝つということも最低条件あるとして、内容にもこだわりを持っていきたいです」
ー今回の戦いのイメージは、KOフィニッシュ?完封?
「どちらもすごくイメージできるのですが、今回は特に倒すイメージが持てています。完封の中で倒し切る。焦って倒すというよりしっかり時間をかけて最終的にはフィニッシュするイメージが見えます」
【ONE Championship】
「今回はただ勝つだけではなくて、見てる人たちにインパクトを残して勝つのがテーマ。ONEのアメリカ放送の大会に選ばれたのも意味があると思っているので、内容もこだわって倒し切りたいです」
ー来年はどのような活動を考えていますか?
「タイトル挑戦にできるだけ早くいきたい。今回の試合でインパクトを残せる試合ができたら、もしかしたら次にタイトル挑戦者に選ばれるかもしれないし、内容とタイミングだと思っています。自分の手でタイトル挑戦の切符を手にしたい」
ー来年から「ONEルンピニー」が開催されます。ONEがムエタイに力に入れていることについてどう思いますか?
「盛り上がるので、選手としてはモチベーションアップにつながりますし、そこから新たな強豪が多く参戦してきて、タイ人の強い選手がもっと増える。その中で日本人選手として潰されないように、勝ち残っていきたい。常に緊張感を持つようになりました。ですので、今回の試合は特に勝たないといけないと思います」
ーファンへメッセージ
「5月にスーパーレックに負けてからの復帰戦ということで、一緒にトーナメントに出ていたナセリ選手と試合です。まだWGPの続きなのかなと思っています。ここで負けた方が落ちていくと思うので、インパクトを残し、何がなんでも勝ちに行こうと思います。応援よろしくお願いします」
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