首位タイ・西山ゆかり『体の切れがいい』

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【<Photo:Toru Hanai/Getty Images>】

 JLPGAステップ・アップ・ツアー2022シーズン第14戦・特別競技『日台交流うどん県レディースゴルフトーナメント』(賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円)大会第2日が10月15日、香川県仲多度郡・満濃ヒルズカントリークラブ(6,486ヤード/パー72)で行われた。この日も大混戦。通算8アンダーで西山ゆかり、フェービー・ヤオ、櫻井心那が首位に並んだ。1打差の通算7アンダー、4位タイで常文恵、スタイヤーノ梨々菜が追う。通算6アンダー、6位は脇元華。
(天候:曇り時々晴れ 気温:23.7℃ 風速:1.3m/s)

 そつがない。西山ゆかりが、ベテラン健在を2週連続でアピールした。前日に続き、この日もノーボギーラウンド。6つのバーディーを奪っただけに、笑顔が輝く。

 「やはり、バーディーフィニッシュはうれしい。それも、第1打からほぼマネジメント通りでした。最後までショットのリズムが一定で体の切れがすごくいい」と好調の要因を話す。その18番、4メートルをカップインさせたのだから、あすへつながるパッティングだった。

 今大会は、通算8アンダーで3人が並ぶ大混戦。日台交流戦にふさわしく、台湾出身のフェービー・ヤオが健闘し、また2週連続優勝を狙うルーキー、櫻井心那とあすは最終組で戦う。しかも、櫻井とは2週連続で最終日、最終組。2位に終わった前週は、「櫻井さんはファイターでした。一緒にプレーをして、大いに刺激を…。戦う姿勢を思い出させてくれました」と、感謝を伝え、祝福したことがいかにも、この人らしいところだ。

 「リベンジするとか、そういう意識はまったくない。私は私でなければ、いい結果を生むとは思いません。でも、優勝はしたいなぁ。いつも明るく迎えて、見守ってくれる家族のために、です」という。その上で、注意点といえば、「感情を一定に保つことでしょうか。私、気持ちが強くなると、体が突っ込みやすくなる。(指導を受ける)芹澤プロからも、しっかり意識をーとアドバイスされました」と続けた。

 一方で、良いプレーをするために日々の準備を欠かさない。「きのうの晩もストレッチをして、寝る前にはパワープレート。それから金毘羅の温泉に浸かったのも良かった。今、久しぶりに体の調子がいいなぁ」。心技体が整った。

  【Photo:Toru Hanai/Getty Images】

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