<国内男子ゴルフ>かつて1番ホールに住んでいた塚田陽亮「優しくてとてもいい子」“お母さん”たちに見守られ

チーム・協会

【©JGTOimages】

■新規開催・ポイントターニー方式「For The Players By The Players」(総額5000万円 優勝1000万円) 10月6日ー9日 THE RAYSUM/ザ・レーサム(群馬県) 7137yard・パー71 ▼7日大会2日目

長野県の出身だが、プロ15年目の塚田陽亮(つかだ・ようすけ)にとって開催地の群馬県安中市は「僕にとっての半地元」。
かつてコースの1番ホールに住んでいた。
「そうそう、昔グリーンの横に寮があってね…」と懐かしい目をした。

開催コースの「THE RAYSUM/ザ・レーサム」に、米国仕込みのゴルフアカデミーが開講したのは、塚田の中学1年時だ。
その一期生として入塾し、中2で米留学するまで2年半ほど、住み込みでゴルフを学んだ。

「悪さをして、コーチに2時間正座させられたこともある」。
近くの新島学園中学に通いながら、青春時代を過ごしたコースでの思い出は、今も語りぐさ。

その後、アメリカの名門IMGアカデミーに進み、3年半を過ごして帰国。
名古屋商科大学に進学したが中退後、再びコースに戻って、2年半ほど研修生として働いた。

「キャディさんのおうちに居候させてもらったりだとか。本当に、可愛がってもらった。僕が12歳の時からみんな知っているから、お母さんみたい」。
昔なじみのスタッフさんには、今もコースに帰れば息子が帰省してきたみたいに迎えてもらえる。

予選通過がかかった2日目も、ベテランのスタッフさんが何人か、そわそわと塚田のスコアを気にしていた。

でも10番から出て、最初のホールでバーディ先行し、2点加えたあとはずっとパー。
本人も、4人1組の進行時間も踏まえて「5時間38分もバーディなし。しずか〜なゴルフ」と、苦笑するほどジリジリした展開だったが、初日の4点と足して通算6点の47位でなんとか予選を突破した。

「ようすけくんはコースに帰ってきたときに、いつもお土産をくれたりして。本当に優しくて、とてもいい子」とは、あるスタッフさん。
「明日からも頑張って!」と、スコアボードに向かって応援していた。

温かな声援に、塚田も「明日から伸ばしていきたいです」。
史上24年ぶりに復活したポイント制の新規開催なら、2016年の日本ゴルフツアー選手権以来となる大爆発のツアー通算2勝目もなくはない。

※JGTO主催、選手会共催の新規大会「For The Players By The Players」は、史上24年ぶりとなるステーブルフォード方式(ポイントターニー)を採用。
パー0点、バーディ2点、イーグル5点、アルバトロス8点、ボギーはマイナス1点、ダブルボギー以上マイナス3点で換算し、その総得点を競います。
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

一般社団法人日本ゴルフツアー機構(JGTO)が運営する公式サイトです。 男子プロゴルフツアーの大会スケジュールや試合のLIVE速報、試合結果、選手のランキングデータの情報はもちろん、各試合の最新ニュースやトピックス等をお届けします。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着コラム

コラム一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント