日本プロシニア 住商・サミット杯が明日から開幕

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第61回日本プロゴルフシニア選手権大会 住友商事・サミットカップ 大会前日

 
 明日から9日までの4日間、茨城県石岡市のサミットゴルフクラブで「第61回日本プロゴルフシニア選手権大会 住友商事・サミットカップ」が開幕。
 今年の日本シニアオープンで3年ぶりの優勝を果たしたプラヤド・マークセンを始め、現在シニアツアー賞金ランキング1位で今季シニアツアー2勝を挙げている藤田寛之やシニアツアー3試合目となる宮本勝昌などプロ120名が出場を予定している。

 大会前日の本日はプロアマが行われ、出場選手は本戦に向けて最終調整を行った。

 ディフェンディングチャンピオンとして今大会に臨む立山光広は、大会が近づくにつれて周りから「連覇」という言葉を多くかけられ、「さっき、ジョー尾崎(尾崎直道)さんからも、お前の連覇は俺が阻止する、と言われました」と会場では先輩から"口撃"を受けていたという。

 去年は最終日に首位の塚田好宣と3打差からスタートし、前半に6アンダーの猛チャージで逆転。通算19アンダーでツアー初優勝を飾った。今年もその勢いで2勝目を挙げたいところだが、今季は直近の日本シニアオープンで10位に入ったものの、それ以外はトップ10にすら入れないシーズンを過ごしている。大会連覇ももちろんのこと、立て直しすには絶好のチャンスでもある。

 昨年はヤーデージブックを持ち歩かず、ギャラリー用に配布されている組み合わせ表の裏面に刷られているコースレイアウト図を参考にラウンドした。
 「去年のゲンを今年担ぐ」との言葉通り、今年もヤーデージブックではなく、組み合わせ表のコースレイアウト図を使用し、パターも去年のものを引っ張りだし、去年宿泊したホテルに宿泊する。ゲン担ぎは以前からしているとのことだが、そのゲン担ぎが今大会で功を奏すか、楽しみだ。

 

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 前週の日本シニアオープンで最終日まで、優勝したプラヤド・マークセンと優勝争いを繰り広げた藤田寛之はいつも通りの平常心で2度目のプロシニアに挑む。

 「この大会は15年ぶりに九州のプロの方々と会ったり大学の先輩に久々に会えて、いつものシニアツアーとはまた違う良さがあります」と懐かしい方との再会を喜びながら練習を行った。

 普段主戦場としているレギュラーツアーではなく、8月からこのプロシニアまではシニアツアーに集中すると優勝したマルハンカップの際に語っていた藤田だが、10月の佐世保シニア、福岡シニアの九州2戦もシニアツアー参戦を決めた。

 「自分の目標は賞金ランキング2位内に入って全米シニアオープンに出場することですけど、周りからはシニアツアー賞金王目指しましょうと言われるので、そいう声にも応えたいというのがあります」とレギュラーツアーとシニアツアー、どちらに出場すればいいのか、迷走中?の悩める53歳は今大会でシニアツアー3勝目を挙げ、まずは賞金ランキング2位内を確定させたい。
 
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