日本女子オープンゴルフ選手権 勝みなみが通算3アンダーパーで逆転優勝

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【優勝した勝みなみとローアマチュアの馬場咲希】

史上3人目の日本女子オープンゴルフ選手権連覇を達成

2022年度(第55回)日本女子オープンゴルフ選手権は2日、千葉県野田市の紫カントリークラブ すみれコースで最終ラウンドを行った。今年の女子ゴルファー日本一を決する戦いは、前半はスコアの伸ばし合い、後半は必死にパーをセーブする息苦しさを感じるほどの緊張感の中でプレーが進んだ。最終ホールまで持ち込まれた優勝争いを制したのは勝みなみ。勝は通算3アンダーパーで申ジエを1打差で逆転し、史上3人目の連覇を達成した。

【バーディを決めてガッツポーズする勝みなみ】

首位の申ジエに肉薄したのは、3打差3位タイでスタートした勝みなみと山下美夢有。勝が前半で3連続を含む5バーディを奪うと、山下も9番でショット・イン・イーグルを決めるなど3つスコアを伸ばす。一方、最終組の申ジエは、ショートパットに苦しみながらも前半で2アンダーパー。吉田優利も1アンダーパーで前半を終え、通算4アンダーパーの首位タイに申ジエ、勝、山下が並び、吉田が追走。勝負は後半の9ホールに進んでいった。

【通算5オーバーパーで全体の11位タイとなった馬場咲希】

後半、上位陣のスコアが停滞する中、勝が17番でバーディを奪い、この日6バーディ・2ボギーの68でホールアウト。通算3アンダーパーで混戦を抜け出して、最終組のプレーを待つ。勝の後を追う最終組の申ジエと吉田は、17番でともにティーショットをバンカーに打ち込み、申ジエがボギー、吉田がダブルボギーを叩いて後退。2打差で勝を追う申ジエは、最終18番(パー5)でグリーン奥に2打目を運び、3打目のアプローチに最後の望みを託した。しかし、そのアプローチが無情にもホールの右を通り抜けた瞬間、勝みなみの史上3人目の連覇達成が決まった。申ジエは1打差の2位、通算イーブンパーの3位タイにこの日4つスコアを伸ばした西村優菜、山下美夢有、吉田優利が入賞。ローアマチュアは、通算5オーバーパーで全体の11位タイとなった馬場咲希が初出場で獲得した。
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(公財)日本ゴルフ協会(JGA:JAPAN GOLF ASSOCIATION)は1924(大正13)年10月、神戸・根岸・東京・鳴尾・舞子・程ヶ谷・甲南の全国7クラブの代表により、創設された我が国のゴルフ界を代表する団体です。ゴルフ精神の正しい順守、ナショナルハンディキャップ制度の実施、公式競技の開催、ゴルフ・ルールとエチケットマナーの正しい普及などに努め、ゴルフの健全な発展と普及を図り社会に貢献して参ります。

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