【セーリング】日本初!高校生ペアが銀メダル獲得

チーム・協会

【@Japan Sailing Federation】

史上最多、242 チームが参加の大会で快挙

 スペイン・エルバリスで8 月6 日まで開催されていた「29er 級世界選手権大会」(国際29er 級協会・クラブノーティコエルバリス共催)で、日本から参加した市橋愛生(いちはしまなせ)/後藤凛子(ごとうりんこ)組の高校生ペアが総合14 位、女子ペア部門で2 位(ユース女子部門で1 位)となりました。29er 級世界選手権大会で日本人選手がメダルを獲得するのは男女を通して初めてのことです。

 27 カ国・地域から史上最多となる242チームが参加した今大会は、レガッタを通して6〜10 ノットの軽風〜順風というコンディション。市橋/後藤組は当初、これまで経験したことのない参加艇数の多さでスタートに苦戦していましたが、ボートスピードで他艇にアドバンテージがあり、集団の中から徐々に順位を上げられたことで、総合14 位、女子2 位の好成績に結びつきました。

手応えをつかみ、目指すは世界の頂点!

 29er 級(トゥエンティーナイナー・クラス)は2 人乗り高速ハイパフォーマンス艇で、29er セーラーの多くは五輪セーリング競技の花形種目である「49er(男子ペア)級」や「49erFX(女子ペア)級」へステップアップします。世界大会は2000 年から毎年開催されており(2020 年はコロナのため中止)、男子ペア、女子ペア、男女ミックスペア、成人、ユース(U19)が区別なく同時にスタートするのも大会の特徴の一つです。

 29er 級世界選手権大会には、これまで日本からも複数チームが出場していますが、参加艇数が100 艇を越える規模の大会で、過去に上位艇が集まるゴールドフリートに進出したことはありませんでした。日本チームにとってゴールドフリート進出だけでも大躍進ですが、市橋/後藤組は女子ペア2 位、ユース女子ペア1 位という見事な結果を残しました。市橋/後藤組は来年の世界大会にも挑戦する予定で、世界の頂点を狙います。
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著者プロフィール

公益社団法人日本セーリング連盟(JSAF)が運営する公式サイトです。帆に風を受けて進むセーリングは環境に優しいアクティビティで、ヨットレースはジュニアからシニアまで、また障がいがあっても楽しめるインクルーシブなスポーツです。自然をフィールドに活動するセーリングを安全に楽しむためには、知識や経験が必要となります。これから始めたい人から、オリンピックを目指すアスリート、太平洋横断や世界一周にチャレンジしたいセーラーまで興味が持てるような、幅広い情報を発信していきます。

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