「過去は過去、今は今」 箱根駅伝ランナーが集団から抜け出す時がきた!

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【(C)BOATRACE蒲郡】

「過去は過去、今は今。割り切って精いっぱいがんばりたい」。

4年ほど前、こう話した選手がいる。
東京支部の伏島祐介(114期)【写真上】だ。

第88回箱根駅伝(2012年正月)で山梨学院大学の看板を背負い6区を走っている。
よく知られているように6区は復路のスタート。
一部上りがあるものの、標高874メートルから下り切る名物区間だ。

前の年4区を走っている伏島祐介は箱根独特のムードに慣れてはいたが、勝負は厳しい。
道中、繰り上げスタートチームに抜かれたことで「身体が完全に固まってしまい」、順位をひとつ落とし7位でたすきを渡している。

「勝負の世界で生きたかった」若者にとって心残りだったに違いない。
ごく当たり前のようにボートレーサーを目指し一発で合格している。

【(C)BOATRACE】

上の写真は114期修了記念【優勝:松尾拓(中央)、2着:伏島祐介(左)、3着:羽野直也(右)】。伏島はファイナル2着。華々しいデビューが期待されたが…、まだA級昇格がない。
苦しいのが当たり前の世界で奮闘してきた者として、結果を残してきたアスリートとして悔しいことだろう。

「駅伝はチーム戦、ボートレースは個人戦。割り切りも必要」という言葉に、自分への挑戦の意志が含まれている。

近況、徐々に気配が上昇。7月の平和島では初の優勝戦進出を果たした。(結果3着)
その活躍の場は奇数コース。今年5月以降1着があるのは1・3・5コースのみである。
特に3コースはスタートが速く、3連対率も55.5%と高い傾向だ。

今こそ、第2集団から抜け出し先頭集団に追いつく時期だ。
そのためには、心身のスタミナをはじめ、闘争心や勇気・根性が必要だが、まぎれもなくそれらを持ち合わせているのが伏島祐介。
そのスパートの瞬間を見逃してはならない。
(伏島祐介は現在、多摩川に参戦中)
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