【PICKUP PLAYER】大槻周平選手:引き出し豊富なベテランFW、古巣戦でのゴールに挑む!
【RENOFA YAMAGUCHI FC】
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ワントップは最もゴールに近いポジションですから、一番の仕事はフィニッシュワーク。大槻選手はクロスボールなどからゴールを狙うストライカーとしても、得点シーンを創出するポストプレーヤーとしても躍動し、2トップで分担するような仕事を一人で表現しています。
さらに、レノファのサッカーを表現する上では欠かせない守備にも力を注いでいます。ただ、すぐに交わされるような軽いプレスは行わず、あたかもアンカーの選手がするような強度とポジショニングで相手の攻撃力を削っています。現代サッカーではFWが守備をするのは当然とはいえ、大槻選手の献身さは特筆すべきストロングポイントです。
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「みんながボールをしっかりつないでくれています。僕が決めるというところをしっかりやれれば、もっと点が取れると思います。そういうところは続けていきたいです」
そう自信を深めていましたが、4月初旬の大宮戦では接触プレーで負傷し、ハーフタイムで交代。右のハムストリングを傷め、試合から遠ざかります。
大槻選手にとっても、FW陣に負傷者が相次いでいたチームにとっても痛手を負う離脱。大槻選手は5月には練習復帰しますが、「連戦でトレーニングマッチができず、公式戦でゲーム体力を取り戻してもらうしかない」(名塚善寛監督)という状況にあり、試合復帰もほとんどぶっつけ本番。それでも大槻選手は経験を生かして不安を払しょくします。
【RENOFA YAMAGUCHI FC】
直近2試合は難しい時間帯からの途中出場でしたが、大槻選手は「背後を狙ったり、前線で起点になるプレーは考えていました。もっと怖いプレー、ゴールに向かうプレーを増やしていかないと得点は取れないと思いますので、今後はもっと出していきたいと思います」とゴールを見据えます。
ただ、レノファは勝ち越せない試合が続いており、大槻選手はプレー選択の柔軟性も重要だと説きます。
【RENOFA YAMAGUCHI FC】
今節の対戦相手の山形も、大槻選手の特徴を出させないような守備をしてくるでしょう。対策を上回るにはチームとして複数の選択肢を持つことと、大槻選手の武器でもある攻撃の多彩さが物を言うはずです。ユーティリティーに動ける選手だからこそ、真価を存分に生かせる試合だとも言えます。
「強い相手だというのは間違いがない」という試合は続きますが、チームに必要な勝点3を得るには大槻選手の活躍が不可欠。「まだまだ上を目指せると思っています。個人としてはやはり得点を取って、チームを勝たせることで、貢献していきたいと思います」とゴールネットを揺らすことを誓って試合に立ち向かいます。
ゴールを射抜くシュートを放ち、あるいはシュートシーンをお膳立てし、守備にも粉骨砕身に当たる大槻選手。今節はポリバレントなハードワーカーの攻守での躍動に注目です。
【RENOFA YAMAGUCHI FC】
京都府出身。地元の福知山市でサッカーを始め、福知山成美高、大阪学院大を経て湘南ベルマーレでプロ選手としてデビュー。同クラブやヴィッセル神戸などでJ1リーグ戦に通算100試合以上出場している。モンテディオ山形には2019年と2020年の2年間にわたって所属し、コンスタントにゲームに絡んでキャリアハイのゴール数をマーク。2021年夏にレノファに加入した。1989年5月26日生まれ、33歳。
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