大きく育て! 130期生 楠 将太郎

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【(C)BOATRACE】

130期生が5月にデビューして約2カ月ほど経った。
27名のうち、水神祭を飾っているのは三重の中山翔太ひとり(7月10日時点)。
リーグ戦勝率7.65は同期トップ。修了記念競走でもインから逃げて優勝するなど高い能力は知られていたが、さっそく目立っている。

【(C)BOATRACE 中山翔太】

今とこなめの一般戦を走っているが、直線の位置取りなど課題は多い。先輩らの洗礼を受け反省し、試行錯誤するに違いない。

樹木は、地球規模の天候変化や自然災害、人が起こす戦争などの出来事を乗り越え大きくなる。困難が成長の糧になることもあるのだ。

写真トップは、愛知県蒲郡市にある「清田(せいだ)の大クス」。樹齢およそ千年だという。根回り13.6m、高さ22メートルの喬木(きょうぼく)は昭和4年に国の天然記念物に指定されている楠(クスノキ)だ。
推定に基づけば、平安時代から風雪にさらされ、時代の荒波に耐えてきたのである。

葉をちぎるとハッカのような香りが漂い、防虫剤の素材・樟脳(しょうのう)が採取できる楠は、木陰をつくる緑陰樹。公園など公共の場で人を癒してきた。
さらに、建材や家具をはじめ、彫刻・仏壇・仏像・木魚などに用いられる神聖な木。人の役に立ち長持ちする樹木である。

そんな「楠」の字が苗字に入っている選手が4名いる。
楠原正剛(福岡)・楠本晃嗣(福岡)・楠原翔太(福岡)・楠将太郎(埼玉)だ。
ちなみに楠原正剛と楠原翔太は四つ違いの兄弟である。

そして、楠将太郎(くすのき・しょうたろう)【写真下】は中山翔太と同じ130期。試練を経て大きく成長する入口に立っているといっていい。

【(C)BOATRACE】

養成所勝率は3.93と低い方だったが、愚直に頑張ってきたからこそプロになれた。まだまだ無限の可能性に満ちている20歳の次の競走はあす12日に開幕する桐生。初めてのナイターレースである。
若者にとって経験は宝。その成長の兆しを感じ取ることができれば、これほど面白いことはない。大きく育つ姿を夢みて…。
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