【湘南スペシャルプレビュー】「やることは変わらない」弛まぬ日々が、求める結果に通じている
【完封続く湘南の守備の要、舘幸希】
厳しい暑さにも集中力は途切れない。そうして迎えた87分、鮮やかな連係から町野修斗が決勝ゴールを仕留め、ベルマーレは京都サンガF.C.とのタフな一戦を制した。
「やっと結果に結び付いてきた実感がある」前節を振り返りつつ、舘幸希は手応えのありかを口にする。
「失点0に抑えればFWが点を取ってくれるという信頼があるし、ディフェンスについても横の信頼感がある。だからこそ自分自身、前に行けるし、前にパスを出せる。やっていること自体は変わりませんが、徐々によくなってきていると感じます」
【(c)SHONAN BELLMARE】
「あのゲームも自分たちが握っていたなかで、ウタカ選手の個の力でやられた印象があったので、(前節は)リスクマネジメントを意識していましたし、試合に入るまえも、ハーフタイムにも再確認した。岩ちゃん(大岩一貴)や(杉岡)大暉とも声をかけ合いながらプレーしていました。失点0で試合を進め、最後に点を取る理想の形。前回対戦の反省も踏まえながらできたかなと思います」
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「堅いチーム」相手の印象とともに舘は週末を見据える。
「いまは中位だと思いますが、やるべきことをしっかりやるし、ディフェンスが堅いなかで、マテウス(カストロ)選手や相馬(勇紀)選手など個で打開できる選手やテクニックのある選手がいる。ディフェンスとしては難しい対応を強いられると思います」
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「目の前の相手に負けない、球際で負けないことが大事。京都戦のようにしっかりリスクマネジメントしながら、自分自身、守備で貢献できればと思いますし、前に配球できれば推進力も出るので、前へのトライを忘れずに、精度も求めながらプレーしたい。相手は変わっても自分たちがやることは変わらない」
足元を見つめ、粛々と研鑽を積む。弛まぬ日々をピッチに映せば、求める結果は近づくに違いない。
【(C)SHONAN BELLMARE】
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