【湘南】岡本拓也選手ががん検診車を派遣し早期治療の大切さを呼びかけ。その想いとは。

湘南ベルマーレ
チーム・協会

【(c)SHONAN BELLMARE】

湘南ベルマーレの岡本拓也選手が乳がんの早期発見や早期治療の大切さを呼びかける啓発活動のために、6月18日(土)にホームで行われるFC東京戦において、スタジアムにがん検診車を派遣することとなりました。

岡本選手は以前から、社会貢献活動の一環として、女性の健康をサポートする活動を行ってきました。
2018年にもホームゲームで乳がん啓発イベントを開催。この他、妊婦や新婚女性を対象に葉酸サプリの寄付やマスクの寄付など実施。さらに、湘南地域の小学生を対象としたサッカー大会の開催なども行っています。

2018年に実施した乳がん啓発イベントでの岡本拓也選手 【(c)SHONAN BELLMARE】

こういった活動への想いを聞きました。

「海外の選手がクリスマスに病院を訪問している様子や、例えば浦和でお世話になった宇賀神さん(友弥選手/現・岐阜)が積極的に活動をされているのを見て、もともと少し興味を持っていました。そんな中、縁があって2018年に『NIPPON女性からだ会議』という女性の身体について活動している方々の表彰式のプレゼンターをやらせていただき、様々な悩みを抱えている方がいることを知りました。その年の最初に祖母が亡くなったり、また娘が産まれたタイミングだったこともあって、“いのち”についてより考えるようになったんです。何か自分も活動したいと思って周りの人に相談していたら、スタジアムでこういう活動ができるよね、という話になって、最初にがん検診車を呼ぶ活動をしました」

その時は「女性のがん検診啓発ブース」としてがん検診車を展示し、岡本選手自らブースで啓発活動を行いました。その検診啓発活動をきっかけに、一人の女性の早期がん発見につながったそうです。
後日連絡を受けた岡本選手は「直接会いにも行かせてもらいました。すごくうれしかったです。そして、サッカー以外でサッカー選手が社会に貢献できるということにも喜びがありました」

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サッカーで世の中を元気にしたい、自分のプレーで人々に勇気を届けたい、そう願って日々を過ごしていることは、岡本選手の普段の取り組みを見れば誰もが感じるところですが、サッカー以外の面で、一人の人間として社会に貢献したいという気持ちも強く抱くようになりました。
加えて、実際に活動をして感じたのは、選手が持つ影響力。

「選手が実際に動くことによって、思っていたよりも喜んでもらえることを感じました。自分一人では、できることに限りがありますけど、いろいろな選手に“やろうよ”って声をかけて巻き込みながら、輪を広げていけたらいいなと思っています。サッカー選手だからこそできることがあると思うので、これからも続けていきたいと思っています」

2021年、チームメイトの山田直輝選手と小学生のサッカー大会も主催した 【(c)SHONAN BELLMARE】

今回の6月18日のがん検診車の派遣では、実際に乳がん検診を受診できることとなり、現在受診される女性を募集しています。
定員30名となり応募多数の場合は抽選制。締切は6月13日となります。

「今回はがん検診車をスタジアムに派遣し、その場で乳がん検査を行うことができるようになりました。がんの早期発見に繋がり、一人でも多くの方のいのちが救われ、そしてがん検診が身近に感じられる機会を作れればと思います」と岡本選手。

お申込みは湘南ベルマーレ公式サイトに詳細が掲載されています。
検診を受けない方も、ぜひ検診車のあるスタジアム5ゲート裏へ。パンフレットなども配布されます。

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著者プロフィール

1968年、藤和不動産サッカー部として創部。1993年にベルマーレ平塚となりJリーグ開幕より1年遅れてJリーグ昇格。 1999年、親会社撤退からクラブ存続危機となるが、地域やサポーターの支えのもと2000年に湘南ベルマーレとして再出発。 以降幾度も昇格、降格を繰り返しながら2022年はJ1で5年目のシーズンを戦っている。 ◆MISSION「夢づくり人づくり」 ◆VISION「人生と地域を豊かにする、スポーツ文化が根ざしている世の中」 ◆SLOGAN「たのしめてるか。」

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