【選手が選手を紹介!杉本竜士→石浦大雅】「(大雅は)性格的にはまだ“赤ちゃん”」「竜二くんは自分の限界や世界を広げてくれた人。“下げパン”してると注意されます。笑」

東京ヴェルディ
チーム・協会

【©︎TOKYO VERDY】

選手が明かすチームメイトの素顔『PLAYER INTRODUCTION』

東京ヴェルディ公式マッチデイプログラム内で好評の、緑の戦士たちによるリレー形式の“他己紹介”企画。プレーヤーとしての特長はもちろん、チームメイトだからこそ知っている選手の素顔に迫ります。杉本竜士選手が語る石浦大雅選手の素顔とは・・?

杉本竜士が語る石浦大雅

大雅は人懐っこくて、素直で、熱い

今回俺が紹介する選手ですが、たぶん暇だと思うので石浦大雅にします(笑)。大雅は一言で言ったら“不思議ちゃん”。その理由は、トークからぜひ皆さんにも感じてもらえたらと思います。

選手としての大雅は、左利きで本当に才能溢れるというか、一瞬の閃きだったり、タイミングだったり、見えているものが人と違う。一緒にプレーしていても、すごく独特の感覚を持っているなと感じます。サポーターの皆さんにも、ぜひ大雅のそういうプレー、感性を楽しんでほしいですね。

性格的には、まだ“赤ちゃん”みたいな感じ(笑)。でも、人懐っこくて、素直で、サッカーに対してはすごく真面目で、めちゃくちゃ熱い。まだ20歳と若いから、すごくスケールの大きい野望や夢を本気で持っていて、本気でそれに立ち向かっている。練習が終わった後の時間もサッカーのために費やしたりしているのは正直、すごく意外でしたが、ああ見えてやるところはしっかりとやっているし、熱いものを秘めている。選手としても、人としても素晴らしいなと思いますし、これからがすごく楽しみです。

どんどん自分で行動して、自分と向き合って、自分のスタイルを確立してほしい

大雅とはサッカーの話はよくしますが、例えば個人でのトレーニング方法などについて何かを相談されたり、アドバイスをしたりということはあまりないですね。というのも、そういうものは自分でやって気づくしかないから。もちろん、聞かれたらいくらでも教えるし、話もしますが、俺は俺の体だし、あいつはあいつの体なので、俺の経験談を話したところで……ということです。あいつにとっても、話を聞く分にはいいだろうけど、俺が言ったことを真似してうまくいくかどうか、そもそも参考になるかどうかは分からないですからね。

まぁ、トレーニングに限らずですが、とにかくすべてのことは、自分で試して、自分で失敗して、自分で納得することでしか、本当の意味で身にはならないと思うんですよね。それは俺自身がそうだったから。俺もいろいろ人の意見を聞いてきたし、今でも聞きますが、じゃあそれを聞いて、何かを言われたとして、それに気がつくのってその時じゃない。しばらく経って、自分が実際に経験して初めて、「あー、あの人が言ってた言葉って、こういうことなんだ」と気づくことがほとんどだから。話を聞いた時は理解できたつもりでも、結局それは“つもり”であって、本当の意味で身につくのは、自分が実際にそれをやった時なんですよね。だから俺はアドバイスしない。自分の行動でしか自分は変えられない。大雅にはどんどん自分で行動して、自分と向き合って、自分のスタイルを確立してほしいなと思います。

「これからも熱い部分をなくさず、たくさん良いプレーを見せてください」。これが俺から大雅へのメッセージかな。あ、あと、最近なんかイジってくるので、「次イジったらぶっ飛ばす!」というのもつけ加えておきます(笑)

最後に質問か〜……。大雅のことなんて全然興味ないからな〜。じゃあサポーターの皆さんのために、「好きな女性のタイプは?」にしておきます。俺は「明るい人」がタイプだけど、なんかあいつは「おしゃれな人が好き」とか言いそう(笑)。さて、どうだろう?

じゃあ大雅、あとはよろしく!

石浦大雅選手 【©︎TOKYO VERDY】

石浦大雅が語る杉本竜士

竜士くんは“アメとムチ”が絶妙

杉本竜士くんが心を開く相手は少ないので、まぁ僕を指名するのは必然かなぁと思います。竜士くんと仲良くなったのは今年に入ってからですね。最初は見た目とかもあって、あまりみんなからイジられたりしていなかったのですが、僕がイジり始めたのが新鮮だったんだと思います。それで、練習前のリフティングなんかを一緒にやるようになって、たぶんそれをスタッフが見ていて、キャンプで同じ部屋になったことで一気に仲良くなりました。

質問とメッセージがあるんですね。質問は「好きな女の人のタイプは?」か。竜士くんが「おしゃれな人って言いそう」と言っていましたが、そこはもう絶対です! そのうえで、僕はミステリアスな人がいいですね。いろんな顔を持っている、じゃないけど、状況によって楽しみ方が違ったり、一緒にいて何か新しい発見があったり、そういう人がいいですね。年上、年下はあんまり気にしたことはありません。ただ、恋愛の場合はあんまりグイグイ来られるとなんか嫌ですね。ちなみに、竜士くんは「明るい人がタイプ」と言っていましたが、自分のことを分かってない! 竜士くんには絶対に“面倒見がいい人”が合うと思いますよ。

それと「これからも熱い部分をなくさず、たくさん良いプレーを見せてください」と「次イジったらぶっ飛ばす!」という竜士くんからのメッセージ。この“アメとムチ”が絶妙なんだよなぁ〜(笑)。ホントうまいですよねー。それにすごく褒め上手なんですよ。一緒にご飯を食べたりしている時も、すっごい褒めてくれます。でも、たまにめっちゃけなされる。どっちに転ぶかは日によってなんです。僕は常に“アメ”だけでいいんですけどね(笑)

姿勢や声でもチームを前向きに。背中で引っ張る姿は僕も見習っていきたい

チームメイトになったばかりの頃は怖かったですし、普段はあんまりやる気がないように見えてしまうタイプだとは思いますが、仲良くなっていくうちに、熱い男で、人が見ていないところですごくサッカーと向き合っている人で、しかも仲間思いで情に厚い。とても人情的な人だなと思うようになりました。

プレーヤーとしてもチームにとってすごくプラスになる。ゴールやアシストだけでなく、姿勢や声でもチームに前向きな影響を与えてくれる欠かせない選手です。たぶん僕もそっちのタイプなのですが、竜士くんとか僕とか、普段ちょっとやる気なく見えてしまう選手がああやって走ってくれると、チームとしても活気が出ますよね? 『背中で引っ張る』という姿は、僕も見習っていきたいなと思っています。

人としても、本当に助けになってくれました。自分のキャパというか、自分が思う自分の限界や、僕が知っている世界を広げてくれた人です。竜士くんはいろいろなチームに行って、名古屋グランパスや横浜F・マリノスなど強いチームでのプレー経験もあって、しかもヴェルディ育ち。サッカーIQが高くて、「あ、そういう考え方があったんだ」とか「そういうこともしたほうがいいんだ」みたいな、自分にないものをどんどん言ってくれるので、話していて本当に学びが多い。竜士くんとの会話は、9割ぐらいがサッカーの話ですね。

そうそう。竜士くんと言えば、面白い話があって。竜士くんって僕が“下げパン”をしていると、いつも「上げろよ」って言ってくるんですよ。でも以前、僕のお母さんに聞いたのですが、僕がジュニアの頃、ヴェルディグラウンドで僕の試合を見ていたら、竜士くんと南秀仁くん(現モンテディオ山形)が後ろを通ったので挨拶したことがあったらしいんですよ。そしたら、2人ともめちゃめちゃ“下げパン”をしていたと。なのに僕には注意するんですよね。まぁ、僕は聞かないですけど(笑)。ちなみに竜士くんにその話をしたら、「それは関係ねーよ」って言われました。

竜士くんに限らず、ヴェルディの選手はみんな返しが面白くて、イジりやすいですよ。先輩たちも(イジられることを)求めていると思うので、これからもどんどんイジっていきたいと思います。

杉本竜士選手 【©︎TOKYO VERDY】

※続きは公式サイト内のマッチデイプログラムページから読むことができます。関連リンクよりご覧ください!

次回は石浦大雅選手が語るンドカ ボニフェイス選手の素顔を紹介します!お楽しみに!!
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著者プロフィール

東京ヴェルディは、日本初のプロサッカーチームを目指して設立された1969年の当初から、青少年の育成とスポーツ文化の振興と確立を目的に活動を行っています。1993年の開幕時からJリーグに参戦して初代チャンピオンに輝き、連覇も達成するなど数多くのタイトルを獲得しています。女子チームの日テレ・東京ヴェルディベレーザは設立当初から日本の女子サッカー界を牽引する存在で、多くのタイトルを獲得してきました。日本女子代表にも数多くの選手を送り出しています。男女ともに一貫した育成システムを誇り、世界に通じる選手の育成を続けています。

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