ラージョに劇的な勝利で降格圏脱出、最終節に自力での残留の可能性を残す【マジョルカ】

マジョルカ
チーム・協会

【@RCD_Mallorca】

終了間際にアブドンが値千金の勝ち越しゴール!

ラ・リーガ第37節。前節セビージャに1-1で引き分けたマジョルカは、ホームでラージョと対戦。負ければ他会場の結果次第で降格が決定する可能性もあった重要な試合に、終了間際の劇的なゴールで2-1で勝利した。

試合は早々に動く。前半12分、J・コスタのアーリークロスにムリキがヘッドで合わせて先制。マジョルカにとっては最高の出だしとなる。

先制点を取ったマジョルカは、その後はリスクを侵さずにセーフティにゲームを進める。ラージョにボールを握られる時間帯が続くが、最後の部分では守備陣が体を張って守りきり、前半はラージョに枠内シュートを許さない。

後半、マジョルカは1-0のまま我慢して試合を進めたいところだったが、昇格組として今季好調を維持するラージョも反撃に出る。59分、右サイドのコーナーキックにシスが合わせて同点に追いつく。マジョルカは守備に比重が傾いた時間に痛恨の失点を喫する。

残留に向けて勝ちが欲しいマジョルカは63分、久保とダニ・ロドリゲスを投入し、攻撃の活性化を試みる。攻撃に比重を置くというメッセージ性の強いこの交代によって、マジョルカは徐々に前向きのプレスが出来るようになり、相手陣内でチャンスを作り出す場面が増える。70分にはコーナーキックのこぼれ球に久保が合わせるも、これは相手GKの正面に飛んでしまう。さらに84分に久保、85分にはマフェオにエリア内でシュートチャンスが訪れるも、決定力を欠きゴールを割ることが出来ない。

そんな中ラージョにもチャンスが訪れる。86分、セルジ・グアルディオラの絶妙なスルーパスを受けたファルカオが抜け出し、GKとの1対1の状況でシュートを放つ。しかしこれは素晴らしい判断で距離を詰めたマジョルカのGKレイナがセーブ。

90分には再びマジョルカにチャンス到来。ペナルティエリア付近で得たフリーキックを途中出場のイ・ガンインが左足で直接狙うも、これは不運にもゴールポストに嫌われてしまう。

すると、その直後のプレーでマジョルカにとって待望の瞬間が訪れる。92分、右サイドからマフェオがあげたクロスをファーで待っていたアブドンが合わせて勝ち越し弾を決める。残留に向けて勝利が欲しいマジョルカにとって、まさに値千金のゴールである。

試合はそのまま2-1で終了。この勝利によってマジョルカは17位に浮上し、降格圏を脱出。最終節に自力での残留の可能性を残した。

勝ち越し弾を喜ぶ選手ら 【@RCD_Mallorca】

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著者プロフィール

RCDマジョルカはスペイン・バレアレス諸島州パルマ・デ・マヨルカに本拠地を置くサッカークラブで、1916年に設立されました。バレアレス諸島に本拠地を置くサッカークラブの中ではもっとも歴史が古いクラブとして知られています。19/20シーズン、そして21/22シーズンには日本代表の久保建英選手がプレーしています。

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