連載企画開始!ワーナー・ディアンズ2023ワールドカップへの挑戦(1)

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ワーナー・ディアンズ選手(LO)インタビュー「ラグビー人生で初めて80分試合に出られた」

ジャパンラグビー リーグワン初年度を戦う今シーズンの東芝ブレイブルーパス東京で注目を集めている選手が、LOのワーナー・ディアンズ選手だ。202cmの身長を活かしたセットプレーでは既に欠かせない存在となり、フィールドプレーにおいても果敢なタックルと献身的なサポートでチームへの貢献度は非常に高い。
今回が初回となる連載企画「ワーナー・ディアンズ2023ワールドカップへの挑戦」は、リーグワンで活躍を見せるワーナー・ディアンズ選手を連載形式で来年に控えるフランスで開催するワールドカップまで継続して取り上げていく予定です。

トップリーグでのデビュー前にもかかわらず、昨年9月の日本代表合宿には、次世代のジャパン候補生にあたるナショナル・デベロップメント・スコッド(NDS)の一員として選出。その後に正式に日本代表に選出されて、2021年11月13日に開催されたポルトガルとのテストマッチで初キャップを記録。日本代表としてワールドカップ出場を目指すことを公言するワーナー・ディアンズ選手のプレーにぜひご注目下さい。

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まず初回は今シーズンの戦いについて、ワーナー・ディアンズ選手へのインタビューをお届けします。

Q.今シーズン、これまでの自身のプレーについては?
A.(ワーナー・ディアンズ).正直なことを言うと、シーズン前の段階では今年はまだ試合に出られないと思っていました。プレシーズンに何回か練習試合に出て、開幕戦でメンバー入りをすることができましたが、スタメンでいきなり出られるとは思っていなかったです。でも、自分が元々思っていたよりも良いパフォーマンスが出せているとは思っています。

Q.プレシーズンマッチに出場する際はどのようなお気持ちでしたか?
A.身長が高いので、ラインアウトなど身長を生かしたプレーにフォーカスしていました。また、高校を卒業してすぐにプロに入ると、コンタクトのレベルが全く違うので、コンタクトエリアで体を張ることは意識していましたね。

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Q.「ここで活躍すれば試合に出られる」ということは考えていたのでしょうか?
A.プレシーズンの最初の方は「この試合に出られたら、次の試合にも出られるチャンスがある」と思ってプレーしました。そこで、出場できたプレシーズンマッチの3、4試合の特に最後の試合の方では、良いプレーができたので「このまま試合に出られる」のではないかと思うようになりました。

Q.そんな中で開幕戦スタメンを獲得し、最年少トライ記録も更新するということになりました。あの日の夜はどのような気持ちでしたか?
A.最初の試合に出て80分戦い続けられたことが一番良かったと思っていたので、あまりトライのことは考えていませんでしたね。
Q.試合終了後、たくさんのメディアに囲まれることになりましたが、振り返っていかがですか?
A.たくさんのメディアに囲まれて、自分としてはあまりトライのことは考えていなかったのですが、(トライについて)たくさん質問されました。そこで、どういう答えをすればよいかわからなかったというのはあります(笑)。

Q.開幕戦は自分の満足のいくプレーができていたのですか?
A.「まだまだ」とは思っていましたが、ラグビー人生で初めて80分試合に出られて、そこは良かったとも思っていました。しかし、コンタクトのレベルやチームのサインプレーにミスがあったので、まだまだだと思っていましたね。

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Q.80分走ることにはもう慣れましたか?
A.もう慣れたとは言えませんが、最近ではS東京ベイ戦と神戸S戦の試合で80分出たので、慣れてきています。

Q.チームについての質問になりますが、ここまでの試合ですばらしい試合もある一方で、なかなか勝ちきれない試合があります。良い試合ができる時と、できない時の違いはどこにあるのでしょうか?
A.SA浦安戦では1点差で負けてしまい、その後の横浜E戦では1点差で勝つことができました。その違いは、準備だと思っています。1週間の中でどれだけ準備ができているかということが一番の違いです。

Q.準備というのは何ですか?
A.やはり全てではないですかね。フィジカルの準備もありますし、メンタルの準備もあると思います。サインプレーなどもあると思いますね。

(ライター / 内海 日和)
<次回に続く>

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著者プロフィール

東芝ブレイブルーパス東京はジャパンラグビーリーグワン(Division1)に所属するラグビークラブです。日本代表のリーチマイケル選手や德永祥尭選手が在籍し日本ラグビーの強化に直接つなげることと同時に、東京都、府中市、調布市、三鷹市をホストエリアとして活動し、地域と共に歩み社会へ貢献し、日本ラグビーの更なる発展、価値向上に寄与して参ります。

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