脇元華 上昇急を告げる逆転V
【<Photo:Ken Ishii/Getty Images>】
JLPGAステップ・アップ・ツアー2022シーズン第2戦『Hanasaka Ladies Yanmar Golf Tournament』(賞金総額3,000万円、優勝賞金540万円)大会最終日が4月9日、滋賀県栗東市の琵琶湖カントリー倶楽部 琵琶湖・三上コース(6,360Yards/Par72)で行われ、脇元華が逆転V。通算7アンダーで、ステップ・アップ・ツアー初優勝を飾った。3打差の通算4アンダー、2位は西山ゆかり。首位スタートの金田久美子は、篠崎愛と並んで3位タイに終わった。
(天候:晴れ 気温:22.2℃ 風速:1.9m/s)
脇元華がウイニングパットを決めると、左腕を力強く掲げた。勝利の歓喜よりも、安どのため息が漏れる。「勝てて、本当に良かった。たとえ、4打差をつけていても、最後のパッティングまで全く気が抜けない」。優勝会見の前、水を2杯飲み干して、ようやく笑顔がこぼれる。
ターニングポイントは12番。第2打をグリーンオーバーし、カラーから7メートルの下りのフックラインが第3打だった。しかし、これまでにない厳しい表情を浮かべながら、慎重にラインを読む。そして、魔術のようにボールがカップへ吸い込まれた。ピンチをチャンスに変えた、鮮やかなバーディー奪取。
「12番が大きい。昨シーズン、パッティングの不調に苦しみ続けた。私のゴルフ人生で最下点まで落ちたような気が…。でも、失ったシード権の原因、パッティングがきょうの勝利を運んできました。オフに行ってきたことは間違いではなかったです」と、大きくうなずいている。
そして、「今年の目標は、シード権を取り戻すことです。出場できるJLPGAツアーが決まっている。上位に入って、後半戦はJLPGAツアーへ出場できるように頑張ります。私の名前が入った大会で優勝。一生忘れられない。ありがとうございます」。名は体を表す。ツアーの華は上昇へ転じた。
(ステップ・アップ・ツアー担当=新納 智明)
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脇元華がウイニングパットを決めると、左腕を力強く掲げた。勝利の歓喜よりも、安どのため息が漏れる。「勝てて、本当に良かった。たとえ、4打差をつけていても、最後のパッティングまで全く気が抜けない」。優勝会見の前、水を2杯飲み干して、ようやく笑顔がこぼれる。
ターニングポイントは12番。第2打をグリーンオーバーし、カラーから7メートルの下りのフックラインが第3打だった。しかし、これまでにない厳しい表情を浮かべながら、慎重にラインを読む。そして、魔術のようにボールがカップへ吸い込まれた。ピンチをチャンスに変えた、鮮やかなバーディー奪取。
「12番が大きい。昨シーズン、パッティングの不調に苦しみ続けた。私のゴルフ人生で最下点まで落ちたような気が…。でも、失ったシード権の原因、パッティングがきょうの勝利を運んできました。オフに行ってきたことは間違いではなかったです」と、大きくうなずいている。
そして、「今年の目標は、シード権を取り戻すことです。出場できるJLPGAツアーが決まっている。上位に入って、後半戦はJLPGAツアーへ出場できるように頑張ります。私の名前が入った大会で優勝。一生忘れられない。ありがとうございます」。名は体を表す。ツアーの華は上昇へ転じた。
(ステップ・アップ・ツアー担当=新納 智明)
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