<金秀シニア・前日>昨年覇者寺西明は連覇を目指し開幕戦に挑む

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金秀シニア 沖縄オープンゴルフトーナメント2022 大会前日

 
 2022年PGAシニアツアーは4月7日、8日、9日の3日間「金秀シニア 沖縄オープンゴルフ トーナメント」を皮切りに全14試合が開催される。昨年は篠崎紀夫(52)がシニア賞金王のタイトルを獲得。賞金ランク2位に細川和彦(51)とシード選手の顔ぶれも様変わりした。今シーズンよりシニアツアー入りするシード選手には久保谷健一をはじめ、横田真一、ディネッシ・チャンド、J・M・シンらが名を連ねる。今シーズンも歴戦の強者がシニアツアーを盛り上げます。

 ディフェンディングチャンピオンとして大会に挑むのが寺西明(56)。
 2021年シーズン開幕戦・金秀シニアで優勝を飾り、2020年シニア賞金王が好スタートを切り注目を集めた。しかしシーズン成績は、ISPSハンダ楽しく面白いシニア2位、日本プロシニア2位が最高位で賞金ランキング8位と、悔しい一年になってしまった。

 それでも寺西には「賞金王」というタイトルホルダーとしての強さと自信がある。

 「連覇することを当然の目標としてやってきました。開幕戦をディフェンディングチャンピオンとして迎えられる。これ以上の幸せはない」と、寺西は金秀シニアに照準を当て、練習を重ねてきた。コースには喜瀬特有の風が吹き抜ける。

 「どういう風が吹くか分からないのですが、逆らわないことが攻略。そうすれば、自分に運が回ってきて、コースと友達になれる」。

 寺西は練習ラウンドをこなし、風の感触をじっくりと確かめた。初の3日間大会に向け、コースマネジメントが見えてきた。
 
 そして「去年よりも成長できている自分を見てもらいたい。その結果として、優勝がついてくればベストです」と寺西は口元をひきしめた。

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 実は寺西が経営する会社もコロナ禍の影響を受け、プロゴルファーとして思うようなトレーニングができていないという。

 「ゴルフの回数自体は出来ていますけど、練習量とはまた違いますし・・・不安要素ではあるんですけどね。だけど、今週は暖かい沖縄ということあり、体も動きます。ここは気持ちを大きくさせてくれるコースなので、最後までゲームを楽しみたいです」。

 待ちに待った開幕戦に、期待を膨らませる。
 
 そして今年狙うのが「賞金王の奪回」と「複数優勝」の2つ。

 「5年連続で勝っているのですが、結果論で勝てない年もあれば、複数優勝する年もあります。今やるべきことは、目の前に置かれた状況を楽しみながら、一歩一歩やるだけです」。

 シニア7年目を迎えた寺西は、優勝という目標を掲げ、今年も新たな気持ちでシニアツアーに挑む。
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