「頂点を、つかむ。」マリーンズ戦記 3月27日イーグルス戦 

千葉ロッテマリーンズ
チーム・協会

【千葉ロッテマリーンズ井口資仁監督】

 流れが行ったり来たりした。雨天中止を挟んでの3月27日 開幕2戦目となった仙台でのイーグルス戦は先制し、逆転を許し、逆転し九回に同点に追いつかれ、そして最後は延長十一回にサヨナラ負けを喫した。

「しっかりと見極めて、ああいう高いゾーンを打っていけば結果の残る選手。1打席の中で、集中して打ってくれたと思う」

 試合後、井口資仁監督が賞賛したのは八回に一時、逆転となる1号3ランを放った山口航輝外野手の打撃だ。開幕戦ではスタメンを外れ、これが今シーズン初打席。一死二、三塁から甘く入ったフォークをフルスイングすると打球は左翼席に消えていった。

 山口はその打席を次のように振り返る。「最低でも犠牲フライと思ってました。外角の速い球に振り負けて内野フライだけは避けようと思い、タイミング早く取ってゾーンを上げていきました。オープン戦から悔しい思いをしたし開幕戦もスタメンから出れなくてその悔しい思いを今日しっかり形として出すことができたので良かったと思います。ここから先も大事になってくると思うのでしっかり切り替えて次やっていきたいです」。

 今季、30本塁打を目標に掲げながら、無念の開幕スタメン落ち。その悔しさをチャンスで回ってきた打席に込め、一振りで決めた。ベンチに戻ると手洗い祝福を受けた。今シーズンは残り141試合ある。大目標に向かってこの一発を自信に突き進むのみだ。

 チームは空路、帰京し3月29日からは地元・ZOZOマリンスタジアムでホークス3連戦、そしてライオンズ3連戦と続く本拠地6連戦に挑む。

 「頂点を、つかむ。」。リーグ優勝という絶対的目標達成にはホームで勝ちを伸ばしていく必要がある。明日28日の休養日を挟み、マリーンズは再び進撃を開始する。負けはしたが選手たちが執念を見せ、粘り強く戦った。やり返す時はすぐに訪れる。
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