3/19 第5節 vs.大分トリニータ バンキシャ上田の試合の見どころ「ウエダノミカタノ」

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【RENOFA YAMAGUCHI FC】

4年ぶりの大分戦! カギはアンカーの動きと攻守の連動性

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今週末は昭和電工ドーム大分で大分トリニータと対戦します。大分とリーグ戦を戦うのは4年ぶり。ワールドカップ日韓大会の舞台ともなったスタジアムでどのようなゲームが繰り広げられるのか、とても楽しみです!

過去のリーグ戦の対戦成績はレノファから見て0勝1分3敗と苦戦していますが、2018年の天皇杯2回戦ではレノファが2-1で勝利しています。2018年はリーグ戦、天皇杯ともに18.高木大輔選手がゴールを決めており、高木選手にとっては相性の良い相手。今節も試合に出れば、ゴールに迫るシーンを何度も見せてくれるでしょう。

「アンカー」のゲームメイクに注目!

まずは対戦相手の大分について述べていきますが、大分は新型コロナウイルスの影響で開幕戦が延期となったほか、JリーグYBCルヴァンカップにも出場しているため、毎週のようにミッドウィークに試合が組まれる日程となっています。極めて厳しい日程になっており、現状では実に11連戦。レノファとの試合はその7戦目にあたります。

チームを率いるのは下平隆宏監督です。現役時代は柏レイソルやFC東京でプレーし、引退後は柏でコーチを経て監督に就任。2019年からは横浜FCでタクトを振り、8.佐藤謙介選手も下平監督のもとでプレーしていました。今年から大分を指導し、チームの1年でのJ1復帰を目指しています。

選手の顔ぶれはJ1時代とほとんど変わりません。2021年から2022年に掛けての選手の移動は最小限にとどまり、大分は十分にJ1で戦える戦力を保って今シーズンに臨んでいます。2017年シーズンの途中までレノファでプレーした香川勇気選手、下関出身の野村直輝選手などが所属しているのも、大分戦での注目点です。

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基本となるフォーメーションは4-3-3で、形としてはレノファや新潟と同じ。特に中盤の3人が試合のカギを握り、小林裕紀選手や中川寛斗選手、町田也真人選手などが心臓部となってゲームを作っています。

このうち試合で最も注視したいのが中盤の底やアンカーと呼ばれるポジションです。レノファでは8.佐藤謙介選手が先発し、途中から5.佐藤健太郎選手にスイッチすることがあるポジション。大分では小林裕紀選手が先発する可能性が高そうです。

小林裕紀選手は攻守両面で安定したプレーを見せており、攻撃では中央を崩したり、サイドのアタッカーを生かしたりと、状況に応じて判断を研ぎ澄ませています。ゲームに落ち着きを与えられる選手で、先発しない試合でも途中からゲームに入ることが多くあります。

レノファも大分も自陣からゲームを作っていきたいチームですから、アンカーを経由してボールが動くシーンは多々あります。レノファとしてはまずは相手の攻撃の起点にしっかりとプレッシャーを掛け、攻撃の自由度を下げさせなくてはなりません。もちろんレノファの攻撃もアンカーがキーマンの一人。8.佐藤謙介選手は下平監督の戦術をよく知っているだけに、どのように鮮やかなパス供給でゲームを動かすかは見応えがありそうです。

また、アンカーの脇をいかに相手に使われないかも重要です。このスペースを埋めるためには守備の連動性が不可欠。今週のトレーニングでは名塚善寛監督が身振り手振りで細かく指示し、連動性を保ってしっかりと守備に行けるような形をチームに植え付けていました。相手の顔ぶれを見れば、試合を通じて大分がボールを持つ時間のほうが長くなりそうですが、プレスと連動性でどれだけ相手のやりたいことを「気持ちよくさせないか」が本当に大切なゲームになりそうです。

バランスの良い攻撃で、シュートシーンを作ろう!

大分のベースとなるフォーメーションはコンパクトな4-3-3ですから、レノファの攻撃時はボランチの脇を突いたり、サイドチェンジのボールを織り交ぜたりと、外と中をうまく使って攻めるということになるでしょう。ボールを奪った瞬間に背後を見るということも大切です。

フィニッシュの形としては、やはりクロスボールからシュートに持ち込むシーンを増やすのが、ゴールへの近道です。

前節は左のクロスボールから13.大槻周平選手が2得点を挙げています。両得点ともに大槻選手のテクニックが素晴らしく、ポジショニング、駆け引き、実際のシュートまで、これぞストライカーというようなプレーの連続でした。また、左サイドでは14.橋本健人選手、19.沼田駿也選手の関係性の良さも際立ち、それぞれが特徴を発揮してチャンスを作り出しています。

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右サイドでは16.吉岡雅和選手が良いところにはいますが、単騎の攻撃になってしまっているシーンも見られました。ただ、4.眞鍋旭輝選手や10.池上丈二選手との連係はかなり深まってきており、練習でも良いシーンは出てきています。右サイドでの迫力のある攻撃が増えてくれば、相手にとっては狙いが絞りにくくなりますし、左から入ってくる沼田選手のシュートシーンももっと多く見られそうです。

沼田選手は強烈なシュートも持ち味で、全体練習後に行われる土肥洋一GKコーチ直伝の熱血シュート練習にも参加してクオリティーを高めています。左からのクロスボールという形が一定の結果をもたらす中で、今節は個の力がある大分を相手に、右からチャンスメイクと左からの飛び込みにも注目です。

注意しなければならないのは、大分が長い連戦を戦っていることや、1週間前のリーグ戦で4失点、今週火曜日のルヴァンカップで3失点を喫しているということです。これらの結果を踏まえると、大分が本来の戦い方ではなく、多少なりとも守備的に戦ってくる可能性は否定できません。

まだ序盤戦ですから大きく戦い方を変えるとは考えにくいのですが、試合の立ち上がりでは相手の出方を見極め、ピッチ内外で言葉を交わして最善の攻撃を選択する必要もあります。ベテランの経験値やコーチングスタッフの分析力でゲームを読み解き、最善策、次善策を打っていくしたたかな戦い方ができるかも試合を左右しそうです。


アンカー対決や右サイドからの構築、戦術の柔軟性など見どころの多い試合です。そして大分戦は今シーズンのアウェイ戦の中では最も距離が近い対戦カードであり、大分まで行かれる方も多くいらっしゃると思います。大分といえば多くのサポーターの後押しがあるチームですが、この部分でもレノファは負けられません! ぜひとも現地から、あるいは画面を通して難敵に挑む選手たちを熱く後押しし、自信を深める勝利を掴み取りましょう!

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著者プロフィール

レノファ山口FC

レノファ山口FCは、山口県民が 「夢・感動・元気」 を共有できるクラブ、 山口県の選手を中心とし、山口県民に広く愛されるクラブを理念として2006年に誕生しました。 レノファ山口FCの名称は、「renovation(維新)」の頭文字レノと「fight(戦う)」や「fine(元気)」のファを合わせて「RENOFA YAMAGUCHI FC(レノファ山口FC)」となりました。 歴史に名を残した山口県の先人たちのように、日本のサッカー界にもその名を刻んでほしいと願い命名されました。

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