藤谷 壮選手 加入2年目の”逆襲”へ!

ギラヴァンツ北九州
チーム・協会

【©GIRAVANZ】

J3リーグ開幕まで、あと2週間。先月の始動から新チームのビルドアップを図るべく、天野賢一監督はじめコーチングスタッフは入念にプログラムを作成していたが、新型コロナウイルスの影響を受け、『想定外』が非常に多い厳しいプレシーズンとなっている。
そんな中、ここまで一度も離脱せずに充実した調整を行えているのが、右サイドバックの藤谷 壮選手だ。

「去年はキャンプが終わって開幕直前にケガをしてしまいました。今年はそうならないよう、入念にケアをするなどして気を付けています。やはりケガをせずにプレーし続けることが一番大事ですし、今のところ順調に練習も積めているので、継続していければと思っています」

2020シーズンに十分な実績を残しながら移籍してしまった福森健太選手や藤原奏哉選手の穴を埋める、いや、補って余りある活躍を期待され、2021シーズンに完全移籍加入。だが、1年を通してケガに泣き、個人としては十分にピッチに立つ機会をつくれぬまま、チームも降格という結果に終わってしまった

「プロ生活の中でケガが多い選手ではあると思うので、もちろん気をつけながらやっているつもりではありました。ただ、昨年はチームや環境も変わって適応しきれなかった部分があって…。初めての移籍ということもありましたし、プレーだけではなくメンタル面でも難しいところがあったのかな。心と体は繋がっていると思うんですけど、そこを十分に整えきれなかったです。今は慣れてチームにも馴染めていますし、コンディションを整えて試合に出てチームに貢献したい気持ちが本当に強いんです」

やはり、小林伸二SDが昨年末のインタビューで言及していた通り、昨季は移籍加入選手の適応という難しさがチームに大きく影響を及ぼしていたのだろう。

「塩梅が難しいですね。移籍組なのでアピールしようと思って頑張りすぎると、体が力んでしまってケガにつながってしまう。逆にリラックスし過ぎると頑張ってないように見られてしまう…。そのバランスをうまく調整できなかったです」

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昨季の経験を活かしながら、またさまざまな面におけるチームへのフィットも相まって、良い形で積み上げが図れている中で、開幕に向けてより一層意識していきたい点についてはこう話してくれた。

「個人としては、前線や中盤との守備の連動性を高めること、そして攻撃のバリエーションを増やしていきたいです。そうすれば自分のプレーの幅も広がると思うので。チームとしては、全体的なプレッシャーの形はできつつあると思うので、そこは継続していきたいです。あとはフィニッシュの部分。いかに点をとっていくのかということもそうですし、そこに自分が加わっていきたいというのもありますね」

最後にファン・サポーターの皆さんへのメッセージを。

「またJ2に上がれるように、まずは開幕からいいスタートを切ることが大事ですが、そのためには皆さんの力が必要です。今季は一つでも多く勝って皆さんとたくさん喜び合えるように頑張りたいと思います。そして、今年はケガのないように頑張ります!」

2年目の余裕…とまではいかなくとも、昨季の今頃と比べてもいい表情でサッカーに取り組めていることはピッチ上で伺える。不完全燃焼で終えた昨季の分まで…北九州が誇る男前スピードスターの逆襲に期待だ!

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著者プロフィール

イタリア語で"ひまわり"という意味の「Girasole」と"前進する"という意味の「Avanzare」を組み合わせた造語。ひまわりは、ホームタウン北九州市の市花で、太陽に向かって力強く伸びていく元気を象徴する。「Girasole」は、本来「ジラソル」と発音するが、ここでは「ジラ」部分を「ギラ」と読み、太陽の輝きと躍動を想起させる強い語感に。「北九州から、日本、アジア、そして世界へと飛躍すべく、常に成長・前進を続ける光り輝くチームであり続けたい」「サポーターや地域が輝き、元気になる、その象徴でありたい」という願いが込められている。

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