カンファレンスリーグ・プレーオフ2ndレグ、1stレグを0‐1で敗れたPAOKは2ndレグで2点差以上の勝利が求められる。

　試合が動いたのは20分、中盤でボールを持ったリラツィスが前線にロングフィードを送る。ミッティラン守備陣のクリアミスを拾ったコラークが抜け出しGKと1対1のチャンスを迎えた。

　コラークのシュートは相手GKがセーブするもこぼれ球を態勢を崩しながら中央へ折り返す。このボールに後方から走りこんだA.ジヴコヴィッチが押し込み、PAOKが2戦合計スコアを1‐1とした。

　勢いに乗ったPAOKは25分、敵陣でミッティラン守備陣のクリアを拾ったヴィエイリーニャがペナルティエリア外から左足を一閃。ボールは左上隅に吸い込まれキャプテンヴィエイリーニャのゴールで2戦合計2‐1とした。

　ミッティランは前半終了間際に右サイドのクロスにパウリーニョが足元で合わせるもシュートはインガソンに当たりゴールならず。PAOKは前半を2戦合計2‐1で折り返した。

　59分、ミッティランはゴール前の混戦から後半から投入されたヘーフが流し込むもシュートはGK正面。

　波状攻撃を仕掛けるミッティランは80分、ペナルティエリア内でボールを持ったマイヤーがクロスを上げる。このボールにヘーフが頭で飛び込み、2試合合計2‐2と並んだ。

　81分、ミッティランはFKからスヴィアチェンコが頭で合わせるもボールはポスト叩いた。

　お互い決勝点を決めることは出来ず後半終了の笛が吹き、2試合合計スコアで並んだ両チームは15分ハーフの延長戦を戦う。

　攻勢を仕掛けるPAOKは101分、ミトリツァのFKにマークを外したコラークが頭で合わせるもGKがキャッチ。

　続けて102分、ゴール前でエル・カドゥーリが仕掛けて中央のコラークに折り返す。コラークが放ったシュートは惜しくもGK正面。

　延長前後半を戦うもスコアは動かず、2試合合計2‐2で並んだ両チームはPK戦となった。

　PK戦ではパスハラキスがミッティランのマイヤーのPKをセーブ。5番手のクルティッチが冷静に流し込み、5人全員成功したPAOKが死闘を制した。

　ミッティランとのPK戦を5‐3で制したPAOKはカンファレンスリーグベスト16に進出し、GS首位のシードチーム達と対戦する。