「学業優先」16歳の米国選手、2022年サーフィンチャンピオンシップツアー辞退
【© WSL/Morris】
今季CTに初出場する予定だったアメリカのケイトリン・シマーズ(16歳)が参加を辞退し、オーストラリアのモリー・ピックラム(19歳)が繰り上げ出場となることを、1月13日、ワールド・サーフ・リーグ(WSL)が発表した。
ケイトリンがツアーを辞退した理由とは?
ケイトリン・シマーズ 【WSL/Masurel】
すでにRedBullなどのメジャースポンサーがついている彼女の実力は折り紙付きで、ルーキーのCT辞退という決断には驚きもあるが、ツアーに入れば学業との両立が難しくなる可能性もあり、長いこれから先のキャリアを考えればあり得ない決断ではない。
「CTに出ることは最終的な目標ですが、2022年は辞退するわ。もう少しの間、自分のサーフィンに取り組み、家族や友人と過ごす時間や、学校。挑戦に立ち向かうための精神的、肉体的な準備を整えたいと考えている。みんなの応援には感謝しているわ」
ケイトリン・シマーズ
モリー・ピックラムが繰り上げ出場
モリー・ピックラム 【WSL/Dunbar】
2021年CSの後半に追い上げ、フランス戦で5位、ハワイで7位に入り、クオリファイラインの一つ下のランキング8位でシーズンを終えていた。
もちろん、欠場者が出た場合に出場の可能性もあったのだが、今回のケイトリンの辞退で繰り上げ出場が決定。
「2022年にCTに出場できることに興奮しているし、感謝しています。世界のトップと一緒に戦うことは、本当に夢のようね。私にとってクオリファイは次のステップよ。チームとこのために懸命にやってきたの。すでに準備はできているし、ハワイの開幕戦が待ちきれないわ。ケイトリンのこれからのキャリアが最高になるように祈っている。彼女は素晴らしいサーファーだし、これから長い間一緒にツアーを回ることになるでしょう」
モリー・ピックラム
なお、メンズではヤゴ・ドラ(BRA)が怪我で欠場、WSLリプレイスメントとしてマシュー・マクギリヴレイ(ZAF)が参加する。
2022年CT開幕戦『Billabong Pro Pipeline』は1月29日〜2月10日にオアフ島・パイプラインで開催される。
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