マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2021 第3戦 沖縄大会最終日 男子は石島/黒川組、女子は松本恋/松本穏組が優勝
【(C)JVA Beach Volleyball】
≪松本姉妹が嬉しい初優勝≫
第1セット序盤は、準決勝で村上めぐみ(オーイング)/藤井桜子(立飛ホールディングス)組に勝利した伊藤/野口組が12-9とリードを奪う。その後も強風の中でも安定したパスから高い決定率で攻撃する伊藤/野口組が、21-17で第1セットを先取。
第1セットを先取した伊藤/野口 組 【(C)JVA Beach Volleyball】
勝利をかけた最終セットは、両チーム、簡単にボールを落とさない好ラリーを展開。伊藤/野口組の大学生ペアが、松本恋/松本穏組に食らいついていくかたちとなったが先にマッチポイントを握ったのは伊藤/野口組。しかし野口の放った勝利へのショットがサイドラインをわずかに割ってしまいデュースへ突入。その後、松本恋のブロックが炸裂しこの1本で一気に流れを引き寄せた松本恋/松本穏組が、17-15でフルセットの戦いを制した。
マイナビジャパンツアー初優勝を果たした松本恋/松本穏 組 【(C)JVA Beach Volleyball】
妹の穏は、「ほかの大会では、伊藤/野口組にセットを落としたことがなかった。今回はすごく勢いがあったと思う」と相手チームの印象を語り、「優勝して、上の選手たちはこういう気持ちを味わいながら戦っていることがわかった。今季は地元のワイルドカードとアクティオワイルドカードで出場し試合を経験させていただき、最後に優勝という結果で恩返しができてよかった」と、感謝の気持ちを述べた。
松本恋/松本穏 組 【(C)JVA Beach Volleyball】
≪石島が黒川との新ペアで優勝≫
吉田/和田組は準決勝で西村晃一(ITEC WINDS)/佐藤亮太(テクノスジャパン/雄大グループ)組を破り、ペア結成4年で初の決勝進出を決めた。吉田は決戦を前に「石島/黒川組はブロッカー同士。レシーバーは自分1人なのでゲームをコントロールしていきたい」と意気込みを語っていた。
第1セット序盤は一進一退の攻防戦が繰り広げられるが、石島/黒川組が持ち前の高さを活かし、コンスタントにブロックポイントを上げリードを広げていく。「サーブの効果率がカギになる」と話していた黒川のサーブもポイントにつながり、第1セットは21-16で石島/黒川組が先取。
第1セット、要所でサーブが光った黒川 【(C)JVA Beach Volleyball】
ペア結成4年で初の決勝進出も敗れた吉田/和田 組 【(C)JVA Beach Volleyball】
若手とペアを組んで優勝を手にした石島は「自分自身、若手と一緒に練習ができなくなったら引退すると思っているが、まだまだやれると感じた。やれるところまでやりたい」と来季への意気込みを語った。
石島/黒川組 【(C)JVA Beach Volleyball】
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