マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2021 第3戦 沖縄大会が開幕!
【(C)JVA Beach Volleyball】
大会は新型コロナウイルス感染防止対策のため、無観客による男女各8チームのシングルエリミネーション方式で行われた。
並行してタイのプーケットでアジア選手権が開催されているため、そちらにエントリーした日本代表選手たちは不在。今大会は大学生プレーヤーの顔も多く見られ、これからのビーチバレーボール界を支えていく次世代の選手たちが集結した大会となった。
〈伊藤/野口の学生ペアが大金星〉
ワイルドカードで出場した伊藤/野口組は1回戦、坂本実優(キュービック・スポット/KLB)/沢目繭(ミライラボバイオサイエンス/湘南ベルマーレ/KLB)組と対戦した。格上相手に第1セットを先取した伊藤/野口組は第2セットを奪われたものの、最終セットに怒濤の追い上げを見せ、2-1(21-19,10-21,15-13)で大金星をあげた。
格上相手に大金星をあげた伊藤桜/野口彩陽(産業能率大)組 【(C)JVA Beach Volleyball】
要所で鋭いスパイクを見せた野口は、「パートナーがいいところを引き出してくれたので、サーブで攻めることもできたし安心してプレーができた」と勝因を語った。
他方、1回戦で松本恋/松本穏(ともにMt.dogs)組に敗れた山田紗也香/オト恵美里組。2年間続いたこのペアでの公式戦は今大会が最後となった。現在大学4年の山田は「松本姉妹には負け続けてきたので、どうしても勝ちたかった。姉妹とは同世代なので『いいライバルとしてがんばろう』と声かけてくれる。卒業後は絶対に勝ちたいし、お互いに切磋琢磨してがんばっていきたい」と今後の抱負を語った。
〈平良/上田が学生初のベスト4〉
平良/上田組は第1セットを先取されたが、「試合が進めば進むほど、どんどんチームはよくなっていった」と平良。第2セットは競り合う展開となりデュースに突入。庄司/永井にマッチポイントを握られるが、ブロッカーの上田が存在感を発揮し競り勝つと、最終セットでも庄司/永井組に食らいつく。相手のお株を奪うような堅実なディフェンスでプレッシャーを与え続け、2-1(15-21,30-28,15-12)と価値ある勝利を手にした。上田は、ジャパンツアー初出場で大学3年生として初のベスト4入りを果たした。
上田翔貴はジャパンツアー初出場で大学3年生として初のベスト4入りを果たした 【(C)JVA Beach Volleyball】
上田は「今日は1セット目緊張してしまって思うように打てなかったけれど、準決勝は最初から思い切っていけるように声を出していきたい」と意気込みを述べた。
「マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2021」全大会を締めくくる大会2日目は、明日9時よりスタートする。
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