<国内男子ゴルフ>初シードの植竹勇太「ミスに一喜一憂しない」次週切符へ意欲

日本ゴルフツアー機構 (JGTO)
チーム・協会

【©JGTOimages】

「カシオワールドオープン」 11月25日ー28日 ※1日5000人有観客開催
Kochi黒潮カントリークラブ(高知県)7335yard / par72 ▼27日(3日目)

今週は、賞金レースとシード権争いだけではない。
プロ5年目の植竹勇太が、次週の初切符を賭けて、最後のワンチャンスに挑む。

3日間で、もっとも強い風が吹いたこの日は「キャディさんと、とにかく、ボギーを打たないマネジメントを心がけた」と、5バーディ1ボギーの「67」で上昇。

首位と4打差の4位タイに浮上した。

4度のトップ10で初シードを決めた今季、現在の賞金ランキングは41位。
今季の勝者やランキング上位者で30人の出場枠を埋める次週のシーズン最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」にもぐりこむには、少なくとも今大会で、5位以上の成績が必要だが「絶対に行きたい」。
強い決意がにじむ。

5打差の単独首位で最終日を迎えた10月の「ISPS HANDA ガツーンと飛ばせ ツアートーナメント」では、大逆転負け。
2位に敗れた最終ホールで、同組の谷原秀人に肩を抱かれて、「もっと周りが見えていたら勝てていた」と、言われた。

東北福祉大の先輩だが、14歳も年上。
「なかなか、自分から話しかけたりできない」と、遠慮があったが、「谷原さんのほうから声をかけていただいて。本当にすごい先輩」と、心にしみた。

「集中しすぎてしまう点は自分でも気を付けていましたけど、谷原さんのおかげで全然、できていないと気づかされました」と以後は「ミスに一喜一憂しない」など、いっそう冷静さを保つようなったという。

「明日も最後まで落ち着いて、プレーしたい」。
悲願達成で、大先輩にも報いる。
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