アルビレックス新潟による新たな「キャリア教育」のカタチ
【©ALBIREX NIIGATA】
新たなコミュニケーションツールの活躍
ウイルス禍に見舞われている現在、面と向かってコミュニケーションを取ったり、スポーツを通じてふれ合ったりする機会をつくることは、難しい状況にあります。そこで活躍しているのは、ビデオ通話アプリ”Zoom”。オンライン上でコミュニケーションを図ることができるため、仕事や学業だけでなく、プライベートでも利用されている方も多いのではないでしょうか。
移動時間約2時間―上越市立大瀁小学校での実施
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3月16日、上越エリア(上越市、糸魚川市、妙高市)のエリアリーダー千葉和彦選手による上越市立大瀁小学校でのキャリア教育の授業が、今年第1回目の実施。選手たちがトレーニングを行う聖籠町のクラブハウスから、上越市までの移動距離は約2時間。トレーニング後、治療・ケアや食事を終えるのは13時過ぎになりますが、Zoomであれば、どこからでも交流することができます。
卒業を控えた6年生に対し、プロサッカー選手になったきっかけや、どのようにその道を切り拓いたのか。千葉選手から卒業式を前にした6年生に対し、「夢をかなえるために必要なのは、常に毎日考えること。夢を叶えるために何が必要か、考えて実行に移す。それが夢に近づくための最大の方法だし、自分の武器を伸ばす努力を続けていれば、夢がついてくるよ」とメッセージが送られていました。
1学年17名―加茂市立須田中学校での実施
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全校生徒数50名弱の須田中学校では、「外部とのつながりが少ない」という課題がありました。新型ウイルス禍で職場体験学習を実施できないぶん、アルビレックス新潟の選手との交流を通じて、生徒の皆さんの知見を広げたいという想いから企画されました。
一つひとつの質問に対し、真摯に答えていた田上選手。その数は18問。ここでは、一つのやり取りを紹介します。
(生徒)人生において、一番大切なことは何だと思いますか?
(田上選手)深いなぁ。何だろうな・・・自分ひとりではできることが狭くなるし、日々生活するうえで仲間や人に支えられて、僕は何不自由なくやれています。楽しいときだけでなく、辛いときも仲間がいるから乗り越えられるし、全部を共有するから、いいことがあります。『周りの人を大切にする』ことが大切だと思います。
選手自身の経験の場に―新潟市立新関小学校での実施
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壁にぶつかった経験として、FC町田ゼルビアでプレーしていた際に経験した左アキレス腱損傷と断裂について紹介した鈴木選手。「自分が絶好調のときにサッカーができないのは苦しかったです。今、サッカーができているのは、たくさんの人が僕のために時間を使ってくれたから。ケガの経験で、『自分ひとりでサッカーができているわけではない』と気づくことができました」と丁寧に話していました。
こーじ先生に聞いてみよう!〜FW鈴木孝司選手が子どもたちに語る〜
ホームタウン「新潟」に貢献していく
アルビレックス新潟は、「人づくり」「まちづくり」「豊かなスポーツ文化の創造」をクラブコンセプトに掲げています。選手によるキャリア教育の授業の参加・協力は、「人づくり」に結びつくもの。アルビレックス新潟が活動させていただいているホームタウン「新潟」の「まちづくり」に少しずつでも貢献していくことを通じ、「豊かなスポーツ文化の創造」につなげていけるよう、これからも活動してまいります。
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