6アンダー井殿!自身今季ベストスコア首位タイ

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ISPS ハンダグレートに楽しく面白いシニアトーナメント 第1ラウンド

 
 大混戦になった。井殿康和(50)が2番パー5でイーグルを奪うなど、6アンダー66をマークし、伊澤利光(53)、プラヤド・マークセン(55=タイ)と共に首位に立った。1打差の4位に6人が並び、2打差10位に4人と、第1ラウンドから接戦になった。

 久しぶりの「快感」だった。インスタートの井殿は2アンダーで折り返した2番パー5(526ヤード)の第2打を、5番ウッドでグリーン右に外した。「15ヤードぐらいだったと思います。サンドウエッジでした」と、そこからチップインのイーグルに仕留め、波に乗った。

 6番で4メートルを入れた。8番では1、5メートルについた。最終9番パー5は「2個目のイーグルを狙った」と2オンに成功。10メートルほどでイーグルとはならなかったが、バーディーで6アンダー。「シニアでのベストスコア後進になりました」と笑顔になった。
 
 シニアデビュー戦のすまいーだで1ラウンド2イーグルをマークした。今季3つ目のイーグルは、7月の同じISPSの大会だった。

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 「実は」と切り出す。

 「このスコアはまぐれなんです」と真顔で言う。

 「いま、腰が千切れるほど痛いんです。シップと痛み止めでなんとかしていますが、飛距離も1クラブぐらい落ちている」と明かす。

 イーグルの快感は、いっとき痛みを忘れさせたか。
 
 「痛みの中で打っていて、後半は打ち方が分かってきた気がします」

 どうやって打つのだろう。

 「歯を食いしばって打つんです。痛くないと思って打つんです」

 精神論になっていたが、動かし方でコツがあるのだろう。
 
 今回も高橋勝成らと一緒に練習ラウンドをしている。今回も、高橋、細川和彦にパッティングのアドバイスを受けてきた。4番で3パットしたが、6番で4メートルを沈めるなど、決めたいところで取れている。

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 今季は第1ラウンドで上位に飛び出す試合も多いが「詰めが甘いんです」と、徐々に失速している。日本プロシニアでも、第1ラウンドでその時のベストスコア67で3位スタートしたが、最終的には21位に。賞金ランクも47位とシード権(30位以内)には届いていない。
 
 試合も残り少なくなってきた。

 「シード権は目指さないといけない」と目標は明確だ。

 好スタートだが?

 「体がどこまで持つかどうか。帰ってしっかりケアします」

 正念場の大会になりそうだ。


(オフィシャルライター・赤坂厚)
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著者プロフィール

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