マリーンズとイーグルスの鍵は“ラッキーセブン”にあり? 期待高まる7回の攻撃を検証
【(C)パ・リーグ インサイト】
しかし、そもそもなぜ7回を「ラッキーセブン」と称し、特別扱いされるのだろうか。その起源は今から136年前に遡る。
「ラッキーセブン」の由来
球場のボルテージも上昇するラッキーセブンに力を発揮するチームはどこだろうか。(以下、成績はいずれも9月18日の試合終了時点)
ラッキーセブンに強いのは千葉ロッテ
7回の得点・平均得点 【(C)パ・リーグ インサイト】
千葉ロッテの7回の強さを象徴した試合が8月21日の福岡ソフトバンク戦。5点ビハインドで迎えた7回表、藤原恭大選手、中村奨吾選手のタイムリーヒットなどで一挙5点を奪い同点とすると、9回に勝ち越し点を挙げ見事大逆転勝利を収めた。今季千葉ロッテは1イニング「5」得点を4度記録しているが、そのうち3度は7回。ラッキーセブンにビックイニングを生み出している。
平均得点が最少の楽天だが…
7回に得点した試合の成績 【(C)パ・リーグ インサイト】
ラッキーセブンは球場の演出、投手の交代、差し迫った試合の終盤……さまざまな要因で雰囲気ががらっと変わる。それが「何か起きるかもしれない」と思わせているのだろうか。ペナントレースもいよいよ終盤。「ラッキーセブン」が勝負の分かれ目になる、そんな胸高鳴る試合に期待したい。
文・岡絃哉
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